年末年始にも増える「親戚づきあい」 6割は「冠婚葬祭だけ」かそれ以下と判明
お正月には親戚同士が集まる家も多い。現代の親戚づきあいの実態はどうなっているのだろうか。
年末年始は、実家に帰省する人も多い季節。都会や海外などさまざまな場所で暮らしている家族や親類が、集まる機会も多いだろう。
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■親戚づきあいの実態は?
とはいえ、核家族化や少子化が進んだ現代は、親戚の数もそれほど多くない人もいるかもしれない。また、離れて住んでいると、徐々につきあいも薄くなっていくものだ。
今、親兄弟以外の親戚づきあいの実態は、どうなっているのだろうか。
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■6割は「冠婚葬祭だけ」かそれ以下
Sirabee編集部が、2023年12月20〜25日にかけて全国10〜60代男女1, 000名を対象に「親戚づきあい」について調査したところ、「親兄弟以外との親戚づきあいが頻繁にある」と答えた人は、8.0%。
「年1〜2回程度」と答えた人が33.6%だった。最も多かった回答は、「冠婚葬祭だけ」で37.4%。「全くない」も21.0%で、6割弱の人は冠婚葬祭のみかそれ以下の親戚づきあいしか行っていないことがわかった。
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■若い世代は活発
今回の調査を世代別に検証してみると、興味深いことがわかる。10〜20代では、「親戚づきあいが頻繁にある」と答えた人が13.4%と全世代で最も多い。年齢的に、祖父母が存命な人も多いためと考えられる。
祖父母が存命であれば、両親の兄弟姉妹やいとこたちが集まる機会も比較的多いだろう。50代を過ぎると「冠婚葬祭だけ」という人が4割を超えるが、高齢になると行き来やつきあいも億劫になってくるためだろうか。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)