堀江貴文氏、羽田空港衝突事故の“違和感”を指摘 「全部すり抜けた可能性が」
羽田空港で発生した日航機と海保機の衝突事故をめぐり、さまざまな要因について堀江貴文氏が指摘。原因を徹底究明し、再発防止策を「世界で共有すべき」と訴える。
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が5日、公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。2日に東京・羽田空港で発生した日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故について、再び解説した。
■事故の要因「いくつかのケースが」
自身も「単発固定翼航空機(小型飛行機)」の免許取得を目指し、「航空無線通信士」の資格を取得するなど航空機に関する知識を持つ堀江氏は、3日に更新した動画でも、事故について解説。空港の運用システムの改善などを訴えていた。
その後、管制官とパイロットのやり取りなどが次第に判明していることを受け、堀江氏が再び事故について言及。事故の要因について「いくつかのケースが考えられる」と話す。
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■「全部すり抜けた可能性」
1つ目として、管制とやり取りをしていた海保機の副機長が、滑走路への誤進入や、日航機の接近に気付いても指摘できなかった可能性を指摘。
管制塔には、空港内の機体の位置を把握できるシステムがあるものの、管制側が海保機の誤進入を見落とし、日航機にゴーアラウンド(着陸のやり直し)の指示が出せなかった可能性についても考察する。
また、日没後の暗い中で、海保機の灯火を日航機側が確認できなかった可能性にも触れ、これらの複数の要因が「全部すり抜けた可能性っていうのもあるのかな」と推測。
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■再発防止策を世界で共有
さらに、滑走路が空いているかどうかを示す信号「ストップバーライト(停止線灯)」が昨年末から故障していたとの情報も補足すると、「いろんなところの過失がつながって、このような悲惨な事故が起きてしまっている。これをどうやって反省して、どうやって次につなげて、こんなことが起きないように活かすのか、これがすごく大事になってくる」と強調。
「マスコミとか警察って、誰かの責任にしたがるんですよ」とし、それでは原因の究明ができないとして、「今回の事故の原因を徹底的に究明して、絶対再発しないような防止策っていうのを、世界で共有すべき」と主張していた。
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■「事故が起こらないことを願うばかり」
堀江氏の解説に、ユーザーからは「誰かを吊し上げず再発防止に努めてほしい」「二度と起こらないように、再発防止のための危機管理に重点を置いて、個人攻撃に走らないようにと願うばかりです」「一見事故には結びつかないような軽微なミスも積み重なると大事故につながってしまうのはいつの時代でも起こりうることなんだなと感じました」「原因究明して、今後こういう痛ましい事故が起こらないことを願うばかりです」といったコメントが寄せられている。