【コミケ】「例のケーキ」をマッハで再現したコスプレイヤーに称賛の声、こだわりはデコレーション部分
コミケ会場で話題を呼んだ「例のクリスマスケーキ」コスプレ。あの騒動から一週間もたたないうちに再現するとは…。
12月30日、31日、同人誌即売会「コミックマーケット103」(以下、コミケ)が東京ビッグサイトで開催された。会場内に設置されたコスプレ広場には、数多くのコスプレイヤーが登場。中でも注目を集めていたコスプレイヤー・SirCry(サークライ)さんの仮装を今回はご紹介する。
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■2日間に約1万人のコスプレイヤー
約27万人もの来場者を記録したこの度のコミケ。見どころの一つが国内外のコスプレイヤーが集結するコスプレ広場で、仮装登録者は2日間で約1万人と、今回も大盛り上がりのうちに幕となった。
『NIKKE(ニケ)』や『ブルーアーカイブ』といったゲームキャラをはじめ、コミック、マンガ、Vtuber、有名人に至るまで様々なキャラに扮したコスプレイヤーたちが各地でフラッシュを浴びていた。
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■テーマは「クリスマスケーキ2023」
中でも異常な人気を博していたのがSirCryさんの「クリスマスケーキ2023」コスプレ。年末、世間を賑わせた“例のケーキ”をマッハスピードで衣装化した力作である。
生クリーム部分を再現した白い布は悲しそうに歪んでおり、散乱したイチゴがその哀愁をさらに強調。土台にあのケーキの様、金色シートを敷いているところがニクい。
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■再現を短期間で成し遂げるため…
SirCryさんにこだわりポイントを聞くと、「生クリームのデコレーション部分」だという。
生クリームでうねうね模様が描かれた部分はいかにも制作時間を要しそうだが、「急遽、100均で買ってきたタオルを折りたたみ、縫い合わせました」と話す。若き日の豊臣秀吉(木下藤吉郎)が知恵を絞り、一夜のうちに城を完成させたという逸話を記者は聞いたことがあるが、まさにそのコミケ版がこれなのである。
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■ネットでは絶賛
発想力、そして制作力に富んだSirCryさんのコスプレ。
ネットでは、その姿に感激し「旬すぎるやろw」「見事なまでの時事ネタ(笑)」「やはりこういうのは鮮度が重要」と絶賛する声が相次いだ。一方で、「早すぎんだろ…」「仕事早すぎる職人」と時事ネタを即コスプレ化した同氏を称賛する声も散見されている。
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■執筆者プロフィール
キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。
中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)