堀江貴文氏、羽田事故のペット論争は「永遠に分かり合えない」 海外でのフライトで“辛かった経験”明かす
羽田空港の衝突事故から広がった“ペット論争”について意見を述べた堀江貴文氏。もしも国内でペットの同乗が認められたとした場合に、起こりうるリスクについても解説している。
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が11日、公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。羽田空港の衝突事故をめぐる、ペットの機内持ち込み論争について意見を述べた。
■SNSでも賛否両論
羽田空港で発生した日本航空と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突した事故では、日航機の乗客・乗員は全員脱出したが、海保機の6人の乗員のうち5人の死亡が確認された。
この事故で、日航機の貨物室に預けられていたペット2匹が救出できなかったことについて、著名人が続々とペットを機内に同乗させることを訴え、SNS上で賛否両論が巻き起こるなど論争状態に。同乗について訴えた石田ゆり子が、インスタグラムのコメント欄を閉鎖する事態になるなど波紋が広がった。
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■「地獄のようなフライト」
堀江氏は、過去に米国で飛行機を利用した際、隣席に大型犬がいたという経験を明かし、「すごくおとなしいんですけど、それでも臭いもするし、もふもふ言いながらエサ食ってるし、めっちゃ気になるんですよね」と振り返る。
「たぶん犬嫌いな人とか苦手な人は、地獄のようなフライトだと思います。ペット愛好家の人からすると、その気持ちは分からないと思うんですけど、それはお互いに永遠に分かり合えないと思います…趣味嗜好の話なので。機内持ち込みっていうのは、そういう観点からも嫌だな、できればやめてほしいなって思います」と話す。
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■同乗が認められていても…
また、ペットを機内持ち込みにしていた場合、緊急時にケージを持って避難しようとすると「(空気で膨らませる脱出用シューターが)傷ついて破裂したりとかしたら、もうみんな脱出できなくなっちゃう」と指摘。
「ペットを絶対置いていかなきゃいけないルール、これは同乗を認めているエアラインでも、万が一エマージェンシーの事態になったら、ペットは機内に置いていってくださいねって(言われるので)、そっちのほうが辛いんじゃないのって思います」と強調する。
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■「ルールは変わらない」
さらに、「結論としては、お金に余裕がある人はプライベートジェットを使えばいいし、たまに貸し切りのペット専用ジェットみたいなのでツアーをやってもいいだろうけど」としつつ、「結局、脱出するときはペットを置いていかなければいけないっていうルールは変わらないと思いますので、そこでいくら声をあげても(現行の運用は)変わらないかなというふうに思いました」と語っている。
ペットの機内同乗について、ユーザーからは「緊急事態じゃなくても嫌な人もいるし機内持ち込みできないのは仕方ないと思う」「持ち込めるようになったとしても、緊急時にペットを置いていけって言われてサッと置いていける奴いないだろ」とさまざまな声が寄せられている。