急死した『セクシー田中さん』作者・芦原妃名子さんの胸中に漫画界から寄り添う声 「苦痛を考えたら…」
『セクシー田中さん』の作者・芦原妃名子さんの突然の訃報を受け、『はじめの一歩』の森川ジョージ氏や『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子氏など漫画界からは悲しみの声が相次いでいる。
■「他の誰かを追い詰めることになってはならない」
実写映画版も話題となった『ちはやふる』で知られる末次由紀氏は、メディアミックスについて「たくさんの納得のいかないこともままならない条件もあるけれど、『多くの人に届ける』ために、いろんな方面と調整する。難しい作業だと思うけど、でもでも、0を1にする作業を、素晴らしい物語を生み出せる人を失ってしまっては…」と触れる。
さらに、「悔やまれてならない。ショックが大きすぎる。どれほどお辛かっただろう」と思いを馳せ、「でもその痛みを想像することが、他の誰かを追い詰めることになってはならない。悼む気持ちだけを抱える夜にする」と記した。
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■二次使用のガイドラインも
『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子氏は「自分の作品を一番大事に思っているのは自分なんだと号泣した日のことを思い出して、また涙が止まらない」とポスト。続く投稿で「今、誰かを責めようとしてる人たち。もう本当にやめてほしい」と訴えた。
『はじめの一歩』の森川ジョージ氏は、「気持ちがわかるだけに胸が痛い」とし、「業界では幾度も繰り返されてきたことではあるが今回の件はもう取り返しがつかない。とにかく残念だ」と嘆く。また、すでに作品の二次使用に関するガイドラインがあること、日本漫画家協会に相談窓口があることなども紹介している。
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■主な相談窓口
・いのちの電話
ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時)
フリーダイヤル=0120-783-556(16時~21時。毎月10日は8時~11日8時)
・日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)