【秋葉原】「肉の万世」本店ビルが3月末全閉店、告知ポスターの“仕掛け”に気づき涙するファンも…

「肉の万世」本店が3月をもって閉店。秋葉原のシンボルだった“肉ビル”が33年の歴史を終えることになった。

2024/02/21 14:30



■閉店メッセージに「仕掛け」

肉の万世

注目されたのは、万世ビルに掲出された閉店メッセージ。マスコットキャラであるモーちゃん、ブーちゃんのイラストと共に、

いろいろな思い出のある万世本店ビル。
まんせい肉ビルは歴史を閉じますが
またもーちゃんぶーちゃんと帰ってきます。
でんき街とともに75年これからも頑張ります。
あきはばらには肉の万世がある
リッチな気分で万かつサンド、ハンバーグ
がんばった自分へのご褒美やお祝いと
ともに思い出に残るレストラン。これからも
うしのマークの肉の万世にいらっしゃいまんせい。

と、つづられているが、文頭一行目を「縦読み」(※写真赤枠は編集部で追記したもの)すると“いままでありがとう”のハートフルな裏メッセージが。

ポスターを見て、ネットでは「縦読みの挨拶文はアキバらしい」「朝から泣いた」「シャレが効いてる」と称賛の声が上がっている。


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■「アキバらしい」「シャレ効いてる」の声

この縦読みメッセージは、かつて秋葉原の昭和通り口で起きたマクドナルドとバーガーキングによるバーガー戦争を思い起こさせる。

2020年1月、マクドナルド秋葉原昭和通り口店がビル建て替えに伴い一時退店した際、縦読みで「私たちの勝チ」と読めるポスターを掲出し“勝利宣言”したのが2軒隣のバーガーキング。

しかし2022年3月、マクドナルドが店舗規模を拡大し同地に再オープンする。するとバーガーキングは「店のデカさよりだいじなこと」と縦読みできるポスターを貼り出し、再び挑戦状を叩きつけた。バーガーキングは当時、「これまでたがいに切磋琢磨してきたライバルであるお店へ、敬意を込めてのエール」とsirabee編集部の取材に回答しており、いかにもアキバらしい愛を込めたネタだったのである。


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■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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