面倒な市役所の書類、突如現れた5文字でなぜか幸せに… 引越しのストレス「無くなる」と称賛
市役所の申請書を眺めていると、謎のチェック項目を発見。予想外の5文字を受け、ネット民からは「ホッコリした」との声が上がっている。
■チェックつけた「人数」を聞くと…
話題の書類は「住民異動届」で、2021年10月1日より「盛岡が好き」の項目を導入したことが判明。
導入の経緯について、盛岡市の担当者は「本市では関係人口の拡大を目指す施策として『盛岡という星で』プロジェクトを実施しています。本市への転入理由を把握することにより、効果的な移住・定住対策を進めるため、またその実施効果を検証するため、自発的に移住した方を補足するために設けたものです」と説明する。
なお、同項目にチェックを入れた人の数については、2021年度(10月〜翌年3月)が278件で総回答数の約6%、2022年度が420件で総回答数の約7%と、やや控えめな数値となっていた。
3つの選択肢(アンケート)への回答は、あくまで任意であることも影響しているのだろう。もちろん「盛岡が好き」にチェックを入れないと、市の対応に変化が生じる…といった事態は起こらないので、安心してほしい。
関連記事:盛岡冷麺発祥の店『食道園』 生卵につけて食べる焼肉が想像超えるウマさ
■世界から注目集める盛岡
X上で大いに話題となっている様子を受け、盛岡に興味を抱いた人も多いのでは。
担当者は、同市の魅力について「人口30万人ほどの県庁所在地でありながら豊かな自然を有し、落ち着いたライフスタイルを希望される方にお勧めです」「ちょうどよく田舎で、ちょうどよく都会。新幹線なら東京から約2時間で訪問できる、ニューヨーク・タイムズ紙に認められた世界に誇れるまちが皆様を歓迎いたします。『盛岡好き』の皆様の転入をお待ちしております」と、笑顔のコメントを寄せてくれた。
コメントにもあるように、同市は『ニューヨーク・タイムズ紙』による「2023年に行くべき52カ所」に選出された実績を持ち、国内外問わず注目を集める街。
転入当初は気後れして「盛岡が好き」にチェックをつけられなかった人も数週間、いや数日も生活すればその魅力に気づき、胸を張って「盛岡が好き」と言えるはずだ。
※盛岡市への転入(移住)を検討する人に対し、電話やメール等にて相談を受け付け中。気軽に以下問い合わせ先まで連絡してみよう
問い合わせ先:019-681-0515(「盛岡という星でBASE STATION」移住コーディネーターあて)
関連記事:辻希美、“ある調味料”にどハマり 「ダクダクに入れます」冷麺、麻婆豆腐、唐揚げにも…
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
岩手を訪れた経験はないが、アニメ『六三四の剣』にハマっていた時期があり、予習は完璧である。
・合わせて読みたい→辻希美、“ある調味料”にどハマり 「ダクダクに入れます」冷麺、麻婆豆腐、唐揚げにも…
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)