青汁王子、鈴木俊一財務大臣の国会答弁に憤り 「いつから納税が個人の判断に…」
自民党裏金問題に関し、22日の国会で納税は議員個人の判断だとした鈴木俊一財務大臣に、青汁王子こと三崎優太氏が苦言を呈する。
実業家の「青汁王子」こと三崎優太氏が23日、自身の公式X(旧・ツイッター)を更新。自民党の裏金問題をめぐり、納税は議員個人の判断だとの認識を示した鈴木俊一財務大臣の国会答弁に反論した。
■前日の予算委員会で…
発端となったのは、前日22日の衆議院予算委員会で飛び出した鈴木大臣の発言だった。制度上、政治資金は原則非課税となっているが、一連の裏金問題では使用せず蓄財していた可能性も想定されており、野党側は雑所得扱いとして所得税を収めるべきだと質問。
これに対し、鈴木大臣は「使い残しがある雑所得で、控除で引き切れない部分があるという判断の中で、納税をするという方がもちろん可能性としてはあると思います」「疑義を持たれた政治家が政治責任を果たす、という観点から判断されるべき」などと答弁。納税の是非は議員個人の判断に委ねるべきだとの認識を示した。
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■「いつから納税が個人の判断になったんだ?」
しかし、国民の義務である納税を自主判断に委ねるとの姿勢には、国民から不満や批判が噴出。三崎氏も一夜明けてこれに言及し、「自民党の政治資金問題について、政府の答えが『納税は議員の判断』って、いつから納税が個人の判断になったんだ?」と疑問を呈した。
続けて、「国税が『雑所得』と告知してるんだから、政治家だって国民としての責任から逃れられない」と納税の義務を指摘。鈴木大臣は「国会議員と一般の納税者で取り扱いは一切変わらない」と述べているが、「法律はみんなに平等に適用されるべきで、特別扱いは許されないんだよ」と納税を求めた。
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■共感の声が集まる
同ポストに対し、フォロワーからは「私も自分の判断で納税しようかな」「どんな納税基準なんだ? ってなりますね」「その通り! まして何年も裏金にしてたんだから、せめて税金くらい納めなされ!」「我々も確定申告は任意でいいのでしょうかね」など、共感の声が多数寄せられている。
三崎氏は裏金問題発覚当初の昨年12月にも、「明らかな脱税だよね」「経営者には小さいミスでもいじめのように追及するのに、政治家はお咎めなしなの?」とXへ投稿するなど、かねてから強い問題意識を示している。実業家として多額の税金を収めていることが予想されるだけに、一段と怒りは強いのかもしれない。