【オリ熱イズム2024】田嶋大樹が5回2失点も67球でローテ入りへ前進 オリックス開幕3連戦の先発当確か
シーズン開幕まで2週間を切る中、オリックス・バファローズは直前まで一軍とファームをフルに使い、開幕一軍争いを繰り広げている。
オリックス・バファローズは、15日から千葉・ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテマリーンズと2連戦、17日は東京・明治神宮野球場で東京ヤクルトスワローズと、それぞれオープン戦で対戦した。
29日のシーズン開幕まで2週間を切り、各球団ともに開幕3連戦の先発ピッチャーが順番に投げる確率が高まる中、今年のオリックスはファームも使いながら、ローテーション争いがわかりづらい状況を作っている。
■ファームも要チェック
15日に静岡・ちゅ〜るスタジアム清水で行われたくふうハヤテベンチャーズ静岡とのファーム開幕戦で、開幕投手候補の宮城大弥が先発。2番目には同じくローテ入り濃厚な東晃平が登板している。
またローテ入り確実な山下舜平大もファームのオープン戦に登板しており、野手もシャッフルを続けている。そのため今年は一軍だけではなく、ファームもシーズン開始までチェックしていく必要がありそうだ。
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■山岡・カスティーヨ・田嶋の動きは…
そんな中で一軍のオープン戦では、15日に山岡泰輔、16日にルイス・カスティーヨ、そして17日は田嶋大樹がそれぞれ先発を務めた。
山岡は目標としていた100球を超える103球を投げたが、6回を5失点と、同じパ・リーグ相手のオープン戦で結果を出せなかった。ただここまでは順調な仕上がりを見せていただけに、こちらもファームで好投した新外国人のアンダーソン・エスピノーザとのローテ争いを、開幕直前までに繰り広げることになるだろう。
16日にはカスティーヨが、昨年在籍していた千葉ロッテマリーンズを相手に5回1失点の好投を見せて、ローテ入りが内定した。
続く17日は田嶋が5回2失点と序盤に苦しむ場面もあったが、67球と田嶋らしい省エネピッチングを見せられたことでローテ入りに前進している。
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■直前まで続く開幕一軍争
大阪・京セラドーム大阪で福岡ソフトバンクホークス相手に行われる開幕3連戦は、宮城、カスティーヨ、そして田嶋の3人が先発を務めることが濃厚となった。ただ開幕3連戦の後は移動日を挟んで6連戦が待っているだけに、開幕ローテは6枚必要だ。
オープン戦は19日から神奈川・横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズとの2連戦と、22日から京セラドームで行われる阪神タイガースとの3連戦を残すのみ。ファームでは広島東洋カープとの3連戦、ソフトバンクとの3連戦、26日からは阪神との3連戦も組まれているだけに、開幕直前まで一軍とファームをフルに使って開幕一軍争いが繰り広げられる。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)