JR東海、鉄道ファン歓喜の「神アイテム」製作へ 担当者が明かすガチエピソードが最高
JR東海のクラファンで募集した目覚まし時計「ライデン」の反響が話題に。同社からは本気度を感じさせるコメントが寄せられて…。
■JR東海のガチぶりが最高
まずは、一般販売されている「ライデン」との違いを聞いた。
JR東海の広報担当者は、「アラーム音と外観デザインがオリジナルとなっています。収録する音は、『ワイドビューしなの』で使われている車内チャイム『ワイドビューチャイム』、自動列車停止装置ATS-STの音、車掌の声などを予定しています。また、デザインは、HC85系をモチーフとしたオリジナルデザインとする予定です」と説明する。
昨年10月にアイデアを募集した際も、鉄道の音に関するものが最も多かったという。この音は、鉄道ファンだけでなく、JR東海にとっても馴染み深いようだ。
広報担当者は、「目覚まし時計の中でも『ライデン』は、社内研修の際に講師おすすめの目覚まし時計として紹介されるなど、時間厳守の当社社員にも愛用者がおります。今回の『ライデン』に鉄道の音を入れるのがぴったりではないかと考えました」「JR東海鉄道倶楽部の担当者が現地収録した音源など、本物の音にこだわっているので楽しみにしていただきたいです」と話す。
何とも、JR東海のガチ度が伝わってくるエピソードである…。
関連記事:赤字まみれのローカル線 それでも7割が「残すべき」と叫ぶワケとは…
■予想を上回る反響に嬉しい悲鳴
取材した2月18日時点で、支援金額は1,200万円を突破していた。その後も勢いは止まらず、目標を大幅に上回る結果となった。
こちらの話題を振ると、広報担当者からは、「皆様のご支援に感謝申し上げます。本プロジェクトが達成するものと信じて、着々と準備を進めています。先日、名古屋運輸区に録音に行ってきました。競技会で優秀な成績を収めた現役車掌の声を収録予定です」「今後、車両区にて車両の音の録音も予定しています。録音にはセイコータイムクリエーション株式会社の技術者の方にも立ち会いいただくなど、万全を期していますので、きっとファンの方にご満足いただけるものと思います」という、力強いコメントが得られた。
今回の企画で「ライデン」を手にした人はぜひ、快適な朝を過ごしてほしい。
関連記事:「撮り鉄」「乗り鉄」では真逆の印象? 2人に1人がネガティブに思うのは…
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
現在は、『不適切にもほどがある!』(TBS系)の展開を注視する日々。
・合わせて読みたい→「撮り鉄」「乗り鉄」では真逆の印象? 2人に1人がネガティブに思うのは…
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)