デーブ大久保氏、プロ野球コーチの指導法に持論 「嫌われることもしなければ…」

デーブ大久保氏と広澤克実氏が現代のコーチ像をトーク。「嫌われ役のコーチは必要」と持論を展開して…。

2024/03/23 01:35



■広澤氏が持論を展開

広澤氏は「川上さんには名参謀で牧野さんがいた。名監督って言われる人、星野さんなら島野さん。名参謀というのがずっといた時代で、それが日本野球の良さでもあったんだよね」と指摘。

続けて「監督ががっというとなだめて。監督にガーって怒らせないために、わざとヘッドコーチが『ワー』と言って、監督の溜飲を下げていくというのがあって。日本式というか、いい意味でも悪い意味でも良かったんだと思う」と語る。

そして「その役を今やって、デーブが言われるっていうのは、あまりにも外国ナイズされているというか」と持論を展開した。


関連記事:デーブ大久保氏、原辰徳氏と食べていた豪華料理を告白 岡崎郁氏が苦言「贅沢を…」

■「嫌われるコーチは必要」と持論

現在の指導スタイルに広澤氏は「もっとさ、日本の伝統。こういうやつ(殴る)とか、なんとかハラスメントはダメだと思うよ、今の時代。だけど嫌われ役っていうのはさ、いるよね」と野球チームにおける嫌われ役の重要性を指摘する。

これに深く同調していた大久保氏は「全力疾走していなかったら、『走れねえなら出てんじゃねえ』と一言、みんなにバーンと言えるのが参謀だと思うんです。それを監督が抑えるみたいな」と話す。

続けて「いかんせん僕は、バッティングコーチという一介のコーチなんで、出て行きづらいのはありましたね」と語っていた。


関連記事:阿部慎之助監督の心配な部分は… デーブ大久保氏が改善点を指摘

■プロ野球界の名参謀は…

プロ野球界の名参謀。巨人V9時代の牧野茂氏や、黄金時代の西武ライオンズと福岡ダイエーホークスでコーチを務めた黒江透修氏や落合博満氏と強い中日ドラゴンズを作った森繁和氏などを推す声が。

直近では2023年のWBCで栗山英樹監督を支え日本を世界一に導き、北海道日本ハムファイターズの日本一にも貢献した白井一幸氏、阪神タイガース・平田勝男氏などが「名参謀」と言われることがある。

次ページ
■大久保氏が現代のコーチ論を語る
プロ野球野球監督デーブ大久保読売ジャイアンツ
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング