【DeNA】「球場全体が独特の雰囲気」の開幕戦に挑む東克樹、三浦大輔監督も期待大 今年こそ開幕戦連敗に終止符を
「独特の雰囲気」と横浜DeNAベイスターズ・三浦大輔監督が語る開幕戦。連敗に終止符を打つため、東克樹を開幕投手に指名した。
目前に迫ったプロ野球の開幕。ベイスターズは三浦大輔監督が早々に開幕投手を東克樹に任せることを決定しており、本人も「自主トレの段階からシーズンを見据えてして調整をしていた」とエースの自覚を持って挑むと宣言していた。
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■エース左腕が2年ぶり2度目の大役
これには自身初の開幕投手を務めた2022年、味方のエラーをカバーできず失点し、さらに手の皮が剥けて降板した苦い思いのリベンジを果たしたい気持ちも滲み溢れていた。
チームとしても過去10年、開幕戦は2勝8敗と相性が悪い。三浦政権となってもその流れは止められず、2021年には濱口遥大、22年東克樹、23年石田健大に大役を託しながらも勝利には結びつけることが出来なかった。監督自身も現役時代に7回の開幕投手となっているが一度も勝ち星を手にすることが出来ず、NPBのワースト記録保持者として歴史に名を刻んでしまっている。
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■「球場全体が独特の雰囲気」と語る三浦監督
開幕戦について三浦監督は「球場全体が独特の雰囲気。選手だけではなく、我々もスタッフもファンの方々もマスコミ関係者も、独特の空気感を持っている中で始まりますからね」とやはり特別な日だと強調する。
そのうえで東には「不安はなくならない。調子が良くても悪くてもそれは消えることはないし、受け入れるしかない」とアドバイスしたと告白。本人も「普段通りやっていきたいですね。開幕ということでファンの皆さまとかも盛り上がっていますけれども、それをプレッシャーにせずに試合に臨めたらいいなと思います」と気負わずにマウンドへ上っていくとした。
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■経験をバネに
また勝ち星こそ挙げられなかったが「いい経験、いい財産になりました」とピッチャーとして大切なモノを得られたと監督の言葉に呼応するように、東も「2年前で開幕戦の流れや雰囲気はしっかりと鮮明に覚えているので、それをしっかりイメージしながら準備を進められたら」と経験を活かしていくと目を光らせた。
昨年はタイトルを総なめにした東克樹の快投で、監督時代を含め開幕戦10連敗の三浦大輔の“呪縛”を、今年こそ解いてもらいたい。
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■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(取材・文・写真/Sirabee 編集部・萩原孝弘)