【DeNA】山本祐大が侍に初選出 三浦監督が振り返る「日の丸の重み」とは?

14日、2023年No.1ブレイクスルーキャッチャー・山本祐大が侍ジャパンに初選出した。2004年アテネオリンピックで登板した三浦大輔監督が自身の経験から語ったのは…。

2024/02/14 17:50


山本祐大

沖縄県宜野湾市で春季キャンプを張っている横浜DeNAベイスターズに14日、ホットなニュースが届けられた。



 

■山本祐大に大チャンス到来

キャンプ始まって間もない3日、侍ジャパンの監督を務める井端弘和氏がベイスターズを視察に訪れた際、昨年ブレイクした捕手の山本祐大に熱視線を送っていたが、14日には正式に初の侍招集が決定。

常々「日本一のキャッチャー」が目標と口にする山本に、一気にアピールする大チャンスが訪れた格好だ。


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■三浦監督がアテネの経験を回想

代表入りについて「すごくいいこと」と選手の派遣に全面協力を公言している三浦大輔監督も、2004年のアテネオリンピックで日本代表のユニフォームに袖を通し、3試合リリーフで登板した経験を持つ。

その時のことを「遠い昔の話しですけれどもね」と宙を見つめながらも「僕自身はオリンピックも代表も海外でやるのも初めてだったので、いい経験になりました」と回想した。


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■“日の丸”の重み

続けて「そのときはアテネだったのもあって、スタンドにそんなに観客の方はいらっしゃらなかったんですけど」と昨今ほどの盛り上がりではなかったと振り返るが「外から見ているのと、実際に日の丸を背負ってマウンドにいくのとは重みの感じ方が違いました。あの緊張感を感じて『これが日の丸の重みなんだ』と思ったことが、すごく印象に残っていますね」と現場でしか体感できない、独特のプレッシャーがあったと告白。

そのうえで「ペナントレースとどちらがしんどかったとかよく聞かれたんですけど、別物なんですね。長丁場のペナントは、ペナントでの大変さもありますし、短期決戦での大変さもありますけれども、一球の重みなどの経験ができたことで、野球観が広ったことは間違いなくありました」と野球人として一回りも二回りも大きくなれる場所だと説いた。


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■持ち前のハングリーさに高評価

キャンプでも「昨年の経験があったうえで、今年も慢心することなくひたむきにレギュラーを取るために、隙なく取り組んでいる」と持ち前のハングリーさに高評価を与えていた指揮官。

自らも成長した日本代表の舞台で、二軍監督時代から見続ける山本祐大が飛躍を遂げるストーリーを、番長もファンも待ち望んでいる。

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