東京・中央区の公衆トイレが30年ぶりリニューアル 「女子トイレを…」役所が明かすこだわりが最高
東京・中央区の茅場町にある「湊橋際公衆便所」がリニューアルした。生まれ変わった姿に、ネットで称賛の声が相次いでいるのだ。
■30年ぶりリニューアルの経緯は…
中央区環境土木部水とみどりの課の担当者によれば、近年、中央区では公衆トイレのリニューアルを進めているという。「湊橋際公衆便所」も昨年3月に作り直した。
リニューアルに至った経緯に関して、担当者は、「本区公衆便所で、建物の建築年数が古く老朽化が目立つもの、バリアフリー対応の仕様になっていないトイレなどから優先的に順次整備等を行っております。湊橋際公衆便所は前回の整備が平成元年(1989年)で、築34年経過していました。その他の公衆便所も、概ね30年程度経過したものから改築等を行っています」と説明する。
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■「女子トイレを…」役所が明かすポイント
ネット上では、男女の距離を離した構造に注目が集まっていた。リニューアルの際、実際にどの辺りを意識したのか。
こちらの質問に対して、担当者からは「女性が人目を気にせずに入れるよう、女子トイレの出入口を男子トイレからなるべく離し、建物の奥側に設置しています」「周辺道路の高さの状況から、バリアフリートイレの出入口を建物の中央に設置することで、結果的に床面の平坦性を確保できるため、男子トイレと女子トイレの間に設置しています。また、地下ピットを設置し、災害時に汲み取り式の便所として利用できる仕様としています」という回答が得られた。
今後も、中央区では老朽化の程度や公園等周辺施設の改修のタイミングを考慮して、順次改築する予定だという。一人でも多くの人が利用できる公衆トイレが増えることを期待したい。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)