ビートたけし、『TVタックル』で政府の賃上げ政策に苦言 「中小企業に儲けさせる感覚ない」
ビートたけしが政府の賃上げ政策について「中小企業を見ていない」と苦言を呈した。
21日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしが政府の賃上げ政策に苦言を呈した。
■物価上昇をテーマにトーク
昨今の物価上昇をテーマにトークをしたこの日の『TVタックル』。
ゲストの北斗晶は「物の値段という意味では、やっぱり野菜が高い。私なんか今、スーパーに行って思うことが、指定野菜とかも出てきたじゃないですか 。それでもだいたい平均300円ぐらいですよ。それも埼玉でですよ。東京はどれだけ高いのかなと思って」と指摘する。
続けて「パプリカもすごい小さいのに、それ2つで300円とかだった。ブロッコリーも300円、ネギも300円。これ、いつ下がるのかな。生活をする側の私たちは 主婦なんかは考えないと、買い物もレジに行ってびっくりなんてことは、頻繁だよね」とコメントした。
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■ジャーナリストの須田氏が持論
ジャーナリストの須田慎一郎氏は「去年の暮れぐらいから起こってきている物価上昇というのは、良い物価上昇に結びつく可能性があるんですよ」と指摘する。
続けて「つまり需要がどんどんどんどん増えてきているからね、需要が供給が上回っていないから物価が上がっている。物不足、サービス不足で上がってきているという状況。賃金上昇に結びついてくれば、また所得収入が増えるのでたくさん買う、物価も上がるという状況に結びつけば、良い方向に向かうのでは」と持論を展開。
一方で「大企業は上がるけど、中小企業までその余波がいっていない」と語った。
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■たけしが賃上げ政策に苦言
話を聞いたたけしは「大企業は結局、中小企業に圧力をかけて、そこの利益を吸い上げて自分たちが儲かるら、中小企業に儲けさせるという感覚がないのでは」と指摘。
続けて「そうすると良い会社のサラリーマンは賃上げになるけど、あとは全部ダメになる」と賃上げ政策の不備を指摘していた。
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■今年の収入や景気はどうなる?
岸田文雄首相は「賃上げ」を前面に押し出しているが、恩恵を受けている人はごく一部のようだ。
Sirabee編集部が、1月9〜11日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「収入や景気について昨年との比較」について聞いた調査では「かなり良くなる」と答えた人はわずか5.0%。最も多かった回答は「変わらない」だった。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)