一見普通のローソン、とんでもない立地条件に目を疑う 完全に「異世界転生」と話題に…

異世界へ転生したとしか思えないローソン店舗が話題に。「白鳥城」を管理する姫路市・太陽公園は「気軽に転生に来てください」と語る。

2024/04/23 11:15



■それにしてもこの公園、ノリノリである

1992年、「海外旅行が難しい人に世界を見せたい」という思いから、石のレプリカで建物や遺跡を作った太陽公園がオープン。

太陽公園

施設の詳細について、太陽公園の担当者は「自然豊かな広い園内は凱旋門、兵馬俑、万里の長城、ピラミッドなど、世界の石の文化や建築物を見ながら散策できる『石のエリア』と、モノレールに乗って山頂にあるドイツのノイシュヴァンシュタイン城をモチーフとした『白鳥城』を見学できる『城のエリア』の2つの見学エリアがございます」と説明する。

太陽公園

この白鳥城こそが、今回話題となった写真に写っていた異世界感漂う城だったのだ。白鳥城のふもとは入場無料エリア「ウェルカムハウススワン」となっており、レストランやカフェ、お土産ショップを完備。

太陽公園

さらには世界の民族衣装の有料貸出(女性の入園者限定)やスタンプラリー、宝探し、クイズラリーなどがあり、異世界転生を楽しみつつ、1日中ゆっくり遊べるスポットとなっているのだ。

2009年に建設された白鳥城は「世界で一番美しい」と謳われるドイツのノイシュヴァンシュタイン城をモチーフに、3分の2スケールで再現したもの。

担当者は「ドラマや映画の撮影にも多く使われている同城内では、シーズン毎に作品の入れ替えがある『トリックアート(AR)』を開催しています。ぜひカメラを持って、面白い写真を撮りに来てください!」と、その魅力について語ってくれた。

白鳥城内はバリアフリーになっており、車椅子の利用客も違和感なく見学可能。車椅子だけでなく、ベビーカーもそのまま乗車できるモノレールに乗って約3分で辿り着ける、老若男女に優しい異世界なのだ。


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■マッチョとの相性も抜群

今回の取材に際し、太陽公園に画像データの共有を依頼したところ、送られてきたのは3つのURL。メールに記載された各詳細は「城エリア」「石エリア」「マッチョ撮影会」である。

太陽公園

「異世界転生ローソン」にも負けないパワーワード「マッチョ撮影会」の詳細については、マッチョのフリー写真素材を提供するWebサイト「マッスルプラス」とのコラボによるものと判明。

太陽公園スタッフ企画のもと「異世界転生マッチョ」が撮影されたそうで、「異世界に召喚された『捨てマッチョ』がレベルアップして、魔王に立ち向かうまでの物語風のフリー素材です」という、まるで「マッチョの異世界フォンデュがけ」とでも言うべき、胸焼け必至な濃厚ストーリーが語られたのだった。

太陽公園

石のエリアにて第2弾を開催した際は海外でも話題となり、多くの人々に閲覧されたそう。

なお、話題のポスト写真に写っていたローソンは太陽公園最寄りのコンビニで、公園スタッフも愛用している店舗と明らかに。店舗付近にはバス停もあり、太陽公園の来園者も多く利用していることから、非常に大切なコンビニなのだ。

担当者は「ローソンの方とも『Xにあがっていますね』とお話ししています」と補足しており、関係者全員、完全にノリノリである。

今回Xで大きな話題となったことについて、太陽公園の担当者からは「Xに素敵なお写真をご投稿くださったこに様、たくさんのコメントをくださった皆様、ありがとうございます」と、笑顔のコメントが。

太陽公園

続いて「『姫路にあるもう一つのお城』をキャッチフレーズに、テーマパークとして認知されたい…と日々奮闘しておりますが、私どもの力が無いばかりに、上手に宣伝することができずにいます。地元の方にも『行ったことないわ〜』と、笑われる謎のスポットとなっております」という自虐コメントも得られたのだ。

太陽公園

しかし、一度訪れた来園者からの評判は上々で、担当者も「太陽公園の中でも、白鳥城や石のエリアは不思議で非日常を感じて頂ける空間です。『異世界に転生したいな…』とお考えの方は、姫路でお気軽に、お試し転生しに来てください」と、その魅力について語っている。

太陽公園

身近な異世界・太陽公園にぜひ、足を運んでみてほしい。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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