海外旅行から帰国後の携帯電話代が2200万円 事前にプランを確認したはずが…
海外旅行を楽しんだ男性が、後日届いた携帯電話の請求書を見て驚愕するはめになった。
ホリデーシーズンとなるこれからの季節、海外旅行をする際は携帯電話のプランに注意が必要だ。ある男性に起こったハプニングの話題を、アメリカの『People』や『ABC』が報じている。
■店舗で携帯電話のプランを確認
フロリダ州ダニーデンに暮らしているルネ・リマンドさんは昨年9月、妻のリンダさんとともに、約3週間にわたりスイスを旅行した。
事前に契約している電話会社T-Mobileの店舗を訪れ、現在のプランは海外で使用できるのかを確認してもらっていた。その際、スタッフからは「カバーされているので、使用しても大丈夫ですよ」と伝えられ、安心して旅行に出かけたという。
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■請求額がとんでもないことに
スイスが母国だというルネさん。現地から美しい風景の写真やテキストメッセージをダニーデンの友人たちに送り、紹介していたそうだ。
ところが旅行から戻ったルネさんは、後日自宅に届いた携帯電話の請求書を見て驚愕した。データローミングに9.5ギガバイトを利用したとされ、その額は14万3,000ドル(約2,210万円)と記載されていたのだ。
すぐにT-Mobileに電話をかけ請求額の確認をしてもらったが、全額の支払いを求められてしまったという。
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■弁護士を雇い騒動に
ルネさんは弁護士を雇い、同社の社長に宛て「海外での通信費はカバーされているはずだ」とする旨の手紙を送ったが、何の連絡も得られなかった。
そこで弁護士は、アメリカ大手メディア『ABC』に協力を依頼。同メディアがT-Mobileに問い合わせたところ、数日後にルネさんに対し、謝罪および請求額の全額を取り消す旨が伝えられた。
世間からは「怖すぎる」「楽しいバケーションが一転しちゃったね」「私たちも気を付けなければ」といった声が寄せられている。
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■「カスタマーサービスに電話を」
この報道に対し、旅行専門家のラニ・チーマさんは「プランに関する重要な確認事は、店舗ではなくカスタマーサービスに連絡をするべき」と述べている。
店舗スタッフは機種の売買および契約をメインにしており、プランの詳細までは熟知していない可能性が高い。また店舗での直接的な会話は録音されないため、カスタマーサービスへの電話が確実だそうだ。
他にも、カバーするプランでも不安な人には、旅行中の携帯電話は機内モードに設定し、Wi-Fiのみを利用するよう勧めている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)