オリックス宮城大弥 VS ロッテ佐々木朗希、侍ジャパン同級生対決が神戸初戦で実現

オリックス・バファローズは北海道日本ハムファイターズとの3連戦で負け越しに。そんななか迎える千葉ロッテマリーンズ戦において、宮城大弥と佐々木朗希の同級生対決に注目が集まっている。

2024/04/30 12:30


宮城大弥・佐々木朗希

パ・リーグ3位のオリックス・バファローズは、同2位の北海道日本ハムファイターズとエスコンフィールド北海道で27日から3連戦を行い、1勝2敗と6カードぶりに負け越しを許してしまった。



■椋木蓮が一軍復帰登板するも…

29日には首位の福岡ソフトバンクホークスが劇的なサヨナラ勝ちを収めたことから、首位ソフトバンクと3位オリックスとのゲーム差は5.5まで開いた。

ここまでソフトバンクが25試合17勝6敗2分けの貯金11に対して、オリックスは27試合13勝13敗1分けの5割とまだシーズン序盤ながらも差をつけられている。2位の日本ハムとも2ゲーム差だ。昨年の4月29日の時点では23試合13勝10敗と同じ3位ではあったが、首位と1ゲーム差と混戦状態だった。

この3連戦、初戦はトミー・ジョン手術からのリハビリを経て、育成から支配下に再契約された椋木蓮が嬉しい一軍復帰登板となる先発を務めたが、3回を投げ、被安打9、失点4という本来のピッチングはできなかった。そのため椋木本人も「2回と3回は修正してテンポよく投げることができたと思いますが、初回に連打で点を取られてしまい、チームに勢いをつけるピッチングができなかったところが反省点です」と課題を口にしていた。

中継ぎ陣も吉田輝星が古巣の日本ハム打線に捕まり、試合は0-9で大敗。初戦は黒星スタートとなっている。


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■齋藤響介は四球で崩れる

2戦目は期待の高卒2年目右腕・齋藤響介が今シーズン初先発。3回をパーフェクトピッチングと完璧な内容を見せるも、4回に突如、四球から乱れてしまい二者連続押し出し四球を出したところで降板した。

3回2/3を投げ、被安打0、奪三振4、与四球4、失点2とノーヒット2失点という内容に、齋藤本人は「試合にはいい緊張感で入ることができましたし、ボール自体も良かったと思います。ただ4回に、四球で自ら崩れてしまったところを反省しなければいけません。とても悔しいです」と修正できなかったことを悔やんでいた。

試合は7回にオリックスが同点に追いつくと、8回に勝ち越し、7回に小木田敦也、8回にアンドレス・マチャド、9回に平野佳寿という必殺リレーがこの日はピシャリと抑えて、5-4で逆転勝ちを収めている。


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■曽谷龍平は次回にも期待

3戦目は、曽谷龍平が今シーズン3度目の先発。日本ハム打線を相手に0の数を刻んでいく好投で、6回を投げ、被安打2、奪三振6、無失点という素晴らしい内容に。

曽谷は「とにかく先に点を取られないように、必死に投げました。ゾーンで勝負することができましたし、ランナーが出ても1人ずつ落ち着いてアウトを取れました。いいピッチングができたと思います」と手ごたえを口にしていたが、70球と球数も少なかっただけに次回も期待できるだろう。

その後を受けた宇田川優希が回を跨いで失点を許し、チームは攻撃面で不運な場面も相次いだこともあり、0-1で敗れてしまった。


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■宮城大弥 VS 佐々木朗希が初実現

30日からは兵庫・ほっともっとフィールド神戸で千葉ロッテマリーンズを迎えての本拠地2連戦が行われる。

初戦は宮城大弥と佐々木朗希の同級生対決が今シーズン初めて実現。昨年はWBCで侍ジャパンのチームメイトとして世界一に貢献した二人は、仲の良さから球団を超えたコラボグッズが販売されるなど、今回の対決も注目されるだろう。

今年からチームのエースとなった宮城にとっては、絶対に負けられない試合だ。そんな宮城を、打線がしっかりとバックアップしてもらいたい。


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■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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