水森かおり、桂由美さんの「プロフェッショナルの凄み」に感銘 『紅白』ドレスを長年デザイン
水森かおりが、『紅白』の舞台衣装などを担当していた桂由美さんを追悼。そのプロ意識の高さに感銘を受けたことを明かしている。
歌手・水森かおりが30日、Ameba公式ブログを更新。同日に訃報が伝えられたファッションデザイナー・桂由美さんを追悼した。
■『紅白』のドレスも担当
2003年に「鳥取砂丘」で同年の『NHK紅白歌合戦』に初出場して以来、昨年まで連続で出場している水森。
「桂先生とは2003年『鳥取砂丘』で紅白歌合戦に初出場させていただいた際の衣装でお世話になってからご縁をいただき、それから昨年までの紅白、コンサートやキャンペーンなど様々なドレスを着させていただいております」と、桂さんの手がけたドレスを数多く着用していることを明かす。
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■「プロフェッショナルの凄み」感じた出来事
そのデザインについて「桂先生のドレスはとにかく夢がいっぱい詰まっていて、デザインも生地も装飾も素晴らしく全世界の女性の憧れ! 着用すると背筋がシャンとなるような、また触れているだけで幸せな気持ちになり心が満たされていくのです」と称えた。
さらに、「そんな先生のプロフェッショナルの凄みを感じる出来事がありました」と切り出す。
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■プロ意識に「心から感動」
とある年の『紅白』で、本番前日のリハーサルの際、水森のベールのシルエットが気になった桂さんは、スタッフにやり直しを指示。「何メートルもの生地を使ったベール。さすがにスタッフの方も『先生、本番は明日です。1日しかありません』と言われました」と周囲も慌て、水森も驚いた。
「でも桂先生は『なに言ってるの、まだ1日もあるじゃない』とおっしゃったのです。桂先生のお言葉で一斉に直しに入り、翌日の本番には最高の衣装に進化していて大成功を収めました!」とつづる。
「このとき私は桂先生のドレスへの並々ならぬこだわり、プロ意識、最後まで諦めない心、全力を尽くす姿勢に心から感動したのです」と感銘を受け、「それ以来私は『こんなところでいいかな』と思わずに、桂先生のように最後まで諦めずに全力を尽くそう! と思うようになりました」と明かした。