宮本慎也氏、FA取得年数短縮に賛成 人的補償制度廃止と代替案も提言
FA権取得年数の短縮に「応援したい」という宮本慎也氏。一方で「人的補償は止めたほうがいい」と訴える理由は…。
元東京ヤクルトスワローズの宮本慎也氏が自身のYouTubeチャンネル『解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】』で、フリーエージェント(FA)制度の改革を提言した。
■FA取得年数短縮に持論
宮本氏がプロ野球選手会が要望したと報じられているFA権取得年数の短縮についてトークをした今回の動画。
同氏は自身が選手会会長時代から、FA取得年数短縮の議論をNPB側としていたことを明かし「ポスティングがFAの前年ギリギリじゃなくなってきているんで。『チームに貢献したら海外に出ていいですよ』と。海外の人のほうが優遇されているみたいな感じになっている」と現状を分析する。
そのうえで「国内は短くするけど海外は9年のまま(で交渉している)というふうに僕は新聞記事でちょっと見たんですけど。それももう1年短くしないといけない」と語った。
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■FA短縮は「応援したい」
さらに「ある程度選手の権利というのは、時代の流れもありますし、ドラフトがある以上、好きなところに入れないので。そうなったときに、FAの短縮というのは応援したいと思う」と宮本氏は語る。
続けて「フリーエージェントは海外の場合、お金はたぶん入ってこないので、ポスティングのほうが球団は嬉しいんですよね、おそらく」とコメントした。