ペットによる思わぬ火災事故も “もふもふプッシュ”経産省が注意を呼びかけ
経産省の製品事故対策室が、ペットによる思わぬ火災事故について注意を呼びかけ。ペットを家に残して外出する際などに気を付ける点について紹介している。
経済産業省の製品事故対策室が21日、公式Xを更新。ペットによる思わぬ火災事故について注意を呼びかけている。
■犬がガスコンロを点火
同アカウントは、身の回りの製品のリコールや事故の情報、対策など製品安全に関する内容を発信。
「ペットの思わぬ行動によって火災を伴う事故が発生しています! ペットを自宅に残してお出かけされる際は、以下の点にご注意ください」と動画を投稿した。
NITE(製品評価技術基盤機構)が作成した動画では、ガスコンロの上に置いてあるものに興味を示した犬が立ち上がると、その拍子にコンロの操作ボタンに触れ、ガスコンロが点火してしまう。
同アカウントでは「こんろなどの周りには可燃物やペットの興味を引く物を放置しない。電気製品を使用しないときはプラグを抜いておく」としている。
関連記事:メンタリストDaiGo、JAL機炎上報道めぐりペットの貨物輸送に持論 海外の事例挙げる
■約9割が火災事故
NITEによると、ペットによる事故は2013年度からの10年間で61件発生しており、その約9割が火災だった。
そのため、「“もふもふプッシュ”にご用心」として、飼い主の外出中に留守番をしている犬や猫がコンロの操作ボタンなどに触れないように注意喚起。
また、室内で放し飼いをしているペットが電気製品に排泄をしたり、電源コードにかみついたことによる事故も発生しているという。
関連記事:東京消防庁が喚起、“消毒用アルコールの危険性”がわかる動画が衝撃 知らなかった…
■ロック機能などを使用
そこで、外出などでペットから目を放す際には、ガスの元栓を閉める、コンロのロック機能を使用する、コンロの周辺を整理整頓する、ペットをケージに入れる、電気製品の置き場所に注意する、といった行動を呼びかけている。
ユーザーからも、「知り合いで猫が燃えて、部屋が燃えて家族を亡くしたって人がいる。だからホントに気をつけてほしい」「ペットや小さなお子様がいる場合、誤作動しないようコンロ下部にあるチャイルドロックをかけましょう」といった声が寄せられている。