草彅剛、タモリから9年ぶりに褒められたこと じつは“結果オーライ”だった『ブギウギ』演技の裏話
草彅剛が、タモリからも褒められたという朝ドラ『ブギウギ』で話題となった“沈黙シーン”について裏話を告白。あっけらかんと語った驚きの心境とは…。
俳優・草彅剛が24日放送の『あさイチ』(NHK)の「プレミアムトーク」に出演。親交のあるタレント・タモリから「9年ぶりに褒められたこと」について明かした。
■沈黙の演技が話題に
2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、趣里演じるヒロイン・スズ子の恩師である作曲家・羽鳥善一を演じた草彅。
羽鳥家を訪ねたスズ子が、歌手引退の意思を羽鳥と妻の麻里(市川実和子)に伝える場面では、羽鳥がじっと黙ってスズ子の話を聞き、口を開くまでに時間がかかった。
このときの草彅の表情の演技は、Xでも「目元口元の表情に圧倒された…」「台本のはずなのに本当に内心から出てきてる言葉にしか思えない」「見ていて固まった。息してたかな?」などと話題になっていた。
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■タモリから褒められる
草彅は、自身でも印象に残ったというこの場面について、「このシーン、タモリさんに褒められましたよ。この間、『ブラタモリ』の打ち上げがありまして。そのときにご覧になっていただいたみたいで」と明かす。
「褒めるときないんですけど、9年ぶりぐらいに。前にタモリさんに褒められたのは『ブラタモリ』が始まったときに、『剛、あのナレーションよかったよ』って褒められた以来」と笑顔で語った。
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■「俺の番なの?」まさかのド忘れ
続けて、「(タモリは)『あの間がよかった』って言うんですけど、僕、セリフ自分なのかどうか忘れちゃってるんですよ、あれ。『これ、俺の番なの?』と思って、忘れちゃって。(沈黙が)長いじゃないですか。でもそのまま使って。タモリさんがその間がよかったって。だからよかったんですよ、結果的に、忘れて…」と打ち明ける。
さらに「たぶん自分の番って分かってたら、早く言ってたと思う。でもああいう深刻な話をするときって、相手のこともうかがって『いつ話し出そうかな』みたいな空気ってリアルじゃないですか。だから、忘れてよかったんですよ」とニヤリ。
多くの視聴者を引きつけた沈黙や表情は草彅のド忘れによるものだったが、“結果オーライ”となったようだ。