石川県で最大震度5強の地震 関東などは1ミリも揺れず「拍子抜け」も…広範囲でアラートが鳴った理由
3日午前6時31分ごろ、石川県で最大震度5強を観測する地震が発生。この地震で、広範囲に緊急地震速報が発表された理由に納得の声も。
3日早朝、石川県能登地方を震源とする地震が発生。この際、緊急地震速報が広い範囲に発表されたことについて、Xではさまざまな声があがった。
■最大震度5強の地震
地震は3日午前6時31分ごろに発生し、石川県輪島市と珠洲市で最大震度5強を観測。東北から関東、中部、近畿など広い範囲で震度4から1の揺れを観測した。
また、その後も震度4から1の揺れが複数回観測。気象庁では、今回の地震が今年元日に発生した令和6年能登半島地震の一連の地震活動であるとし、今後1週間程度は震度5強程度の揺れに注意するよう呼びかけている。
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■まったく揺れず…「拍子抜け」「びっくり」の声も
この地震の際、かなり広い範囲に緊急地震速報が発表され、通知を知らせるスマートフォンのアラート音で目が覚めたという人も多い様子。Xでは「緊急地震速報で跳ね起きたから眠い」「寝てるときに緊急地震速報の音で目覚めると心臓が尋常じゃないくらいバクバク」「人生で1番最悪かつ効き目のある目覚ましだったわ」といった声が。
また、「飛び起きたんですが全く揺れなかったので逆にびっくり」「首都圏在住で全く揺れなかったのに、なんで鳴ったんだろうか?」「全然揺れなかったから拍子抜け」「起こされたのに1ミリも揺れなかった。なんだったんだ」と疑問の声も見受けられた。
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■緊急地震速報の基準
地震が発生した際、揺れは波(地震波)となって地中を伝わる。地震波にはスピードの速い「P波」と、スピードの遅い「S波」があり、震源付近でP波を検知した地震計から送られてきたデータを気象庁が解析し、震源や地震の規模、予測される揺れの強さを計算する。
緊急地震速報は、「最大震度5弱以上」または「長周期地震動階級3以上」が予想される地震で、「震度4以上」または「長周期地震動階級3以上」が予想される地域に発表される。震度4以上の予想の地域を含めるのは、実際には5弱である可能性があることや、震源域の断層運動の進行で、後から5弱となる可能性があるためだという。
震源に近い地域では速報が間に合わないものの、離れた場所では揺れの前に身構えることができる。ただ、あくまでも予想のため誤差が生じることもある。