インド人と聞いて連想する名前、ダルシムが現首相・モディ抑えて2位に ヨガの奇跡か
インド人の名前に関する意識調査を行ったところ、インド現首相の「モディ」より「ダルシム」を連想する人が多数と判明した。
■ダルシム、あまりに強すぎる…
調査の結果、最も多かったのは「ガンディー」の68.5ポイント。やはり独立の父の知名度は圧倒的である。そして「モディ」は「ガンディー」の1割ほどとなる6.4ポイント。
そして我らがダルシムはと言うと…なんと、現首相・モディを上回る9.4ポイントを獲得していたのだ。つまり、この3名はガンディー、ダルシム、モディの順に知名度が高いというワケである。
なお、性年代別の回答を見ると男性(特に30〜40代)のダルシム支持率が高く、女性との差が非常に大きくなっていた。
続いては、『スト4』の強豪ダルシム使いとして名を馳せる猛者・だるいさんに今回の調査結果を見てもらい、ダルシム使いとしての率直な意見を聞くことに。
すると、だるいさんからは「インド人の名前と聞いて真っ先に連想するのは、ガンディーですね。イギリスから独立する際の中心人物と認識しています。愛に溢れた方だったんじゃないかなぁと。僕も暴力は苦手です」と、二重で耳を疑うコメントが。
強豪ダルシム使いが「ダルシム」を真っ先に連想しなかったのも意外だが、遠距離から的確な立ち強P(通称、ズームパンチ)を振り、対戦相手を笑顔でボコボコにする人物の発言とは思えない。
だるいさんはアンケートの結果を受け、「ダルシムの知名度が高くてびっくりです!」と驚きつつ、「対戦相手をどう動かして捌くかが面白いキャラです」と、ダルシムの魅力について語る。
続けて「そんなダルシムにも、ひとつだけ残念なところがあって…ダルシムを使い続けても手足が伸びないし、火を吹けるようになりませんでした」と、声を震わせてコメントしてくれたのだ。そのトーンは、完全にダルシム末期患者のそれである。
なお、ダルシムの魅力に開眼した理由は「『スト4』ダルシムが手足を伸ばした後、戻り方のインパクトが強かったから」とのことで、だるいさんは「伸びた手足の戻り方フェチ」であると判明したのだった。
『スト4』シリーズではダルシムを15年以上触り続け、トータル対戦数はおよそ70,000試合にも及ぶというだるいさん。
もちろん、そんな歴戦の猛者も初めからダルシムを使いこなしていたワケでなく、「最初は本当に弱くて、負け続けてた思い出があります」と、過去の自分を振り返る。
そして「時代の波に乗り遅れていますが、そろそろ『スト6』を始めようと思っています。もちろんダルシムで頑張ります!」と、ダルシム愛を宣言してくれた。その目には、まるで「ヨガファイア」のような、熱い炎が点っていたのだ。
関連記事:ターミナルまでのバスが来ない… 滑走路を歩く搭乗客の動画が物議
■プロデューサー、完全にノリノリである
ダルシム使いの熱いコメントが得られたが、『ストリートファイター』シリーズを展開する「株式会社カプコン」は、今回の調査結果をどう感じるのかも気になるところ。
そこで続いては、「ふざけたアンケートしやがって」と怒られるのを覚悟でカプコンに取材を打診したところ、まさかの大ウケ。『スト6』プロデューサー・松本脩平氏その人が、ノリノリで取材に対応してくれたのだ。
ダルシムが知名度2位の座に輝いた件について、松本氏は「こんなにも『ダルシム』の名前が出てくるのは光栄ですね! しかも、現首相よりも連想して頂けているのもスゴいですね」と、感動した様子を見せる。
続けて「…でも、僕もこのアンケートの質問をされたら『ガンディー』か『ダルシム』の2択になりますね(笑)」と、コメントしてくれたのだ。
残念ながら、今回はガンディーに敗れてしまったダルシム。しかし『スト6』の人気ぶりを見ると、両者の知名度が逆転する日は近いかもしれない…?
関連記事:日本人の約9割が「ベガ立ち」の意味知らなかった これはベガ様もブチ切れるレベル…
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
・合わせて読みたい→日本人の約9割が「ベガ立ち」の意味知らなかった これはベガ様もブチ切れるレベル…