20代男性“カスハラ”被害を告白、客の迷惑行為にショック 「深夜に土下座を要求されて…」
「カスハラ」が社会問題になりつつある。かつて、カスハラを受けた男性は「接客業がトラウマになった」と明かして…。
近年、飲食店や百貨店で客の店員に対する常軌を逸した言動「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が問題視されている。企業や官公庁も対策に乗り出すようになった。
かつて、カスハラを受けた男性は現在もトラウマになっているようで…。
【関連記事】市役所職員が明かした“カスハラ”にショック 「利用者がSNSで女性職員に…」
■社会問題になりつつあるカスハラ
2022年に厚生労働省が策定した企業向けの対策マニュアルによれば、カスハラは客からのクレームや言動のうち「内容の妥当性に照らして、要求を実現するための手段・態様が社会通念上、不相当」で「労働者の就業環境が害されるもの」とされる。
ただ、現状は法的な定義がない。今年5月22日には、東京都がカスハラを防ぐ全国初の条例の素案を示した。秋の条例案提出を目指しているという。
今や、カスハラは社会問題になりつつある。
関連記事:マジかよ…ゴジラが東京競馬場に上陸 作戦隊長にやす子が就任!?/PR
■20代男性が明かす「5年前の出来事」
かつて、コンビニエンスストアでアルバイトをしていた20代男性のAさんは、客から受けたカスハラが忘れられないと話す。Aさんによれば、シフトに入っていた5年前の夕方、50代の女性客がたばこを買いに来たのが始まりだったという。
Aさんは、「女性はカートンでたばこを買いに来たのですが、あいにく在庫を切らしていました。在庫がない旨を伝え謝罪したところ、女性は『なんで置いてないの?』『有名な銘柄なのにないなんて信じられない』と怒り出したんです。とはいえ、在庫がないのはどうしようもなく、何度も謝罪したところ、女性客は『もういい』と言って帰りました」と振り返る。
ここまでであれば、よくある客とのやりとりであろう。だが、事態は思いもよらない方向に進んでいく──。