『虎に翼』ライアンが寅子に勧めた“めずらしい紅茶”に「衝撃」 昭和のなつかしいお菓子にも反響
12日放送の朝ドラ『虎に翼』では、沢村一樹演じる“ライアン”こと久藤が寅子(伊藤沙莉)に勧めた紅茶が話題に。さらに、一緒に出されたクッキーにも注目が集まった。
12日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、沢村一樹演じる“ライアン”こと久藤頼安が、寅子(伊藤沙莉)にいれた紅茶が注目を集めた。
■ライアンが寅子に勧めた紅茶
この日の放送では、家事審判所と少年審判所の合併に疑問を抱いている寅子を、多岐川(滝藤賢一)が久藤のもとに連れて行く。
久藤は、アメリカの裁判所を視察した際に、家庭裁判所の様子やその理念を知って心を打たれたことを明かし、その意義について説明。多岐川が熱心に少年問題に取り組んでいることにも言及する。
久藤は話をしながら紅茶にイチゴジャムを入れ、クッキーとともに寅子に勧める。紅茶の中のジャムをすくって食べ、微妙な表情をした寅子に、久藤は「それ混ぜて飲むものなんだよ」と笑った。
関連記事:マジかよ…ゴジラが東京競馬場に上陸 作戦隊長にやす子が就任!?/PR
■「なんなのかわからない」「衝撃」
久藤が紅茶にジャムを入れたことに、Xでは「紅茶もジャムもなんなのかわからない、それを合わせて飲む発想はなかなかない」「紅茶はブラックティーをストレート派なので衝撃」「紅茶にジャム(笑)まだ砂糖入手しにくいからだろうか?」といった声が。
一方で、「ジャム入り紅茶ってロシアンティーじゃなかった?」「紅茶にジャム、ロシアンティーだ」「紅茶にジャムを入れてロシアンティーかぁ、さすがライアンさんお洒落だなぁ」との指摘もみられた。
関連記事:『虎に翼』別居に発展した“味付け問題” はると花江の関係の変化に「感動してしまった」「泣きそう…」
■吉田恵里香氏が回答
ジャムと紅茶の組み合わせは、ロシアや東欧の文化圏でみられるもの。ロシアではジャムを別に添え、ジャムを食べながら紅茶を飲むというスタイルが多いとされ、ウクライナやポーランドではジャムを紅茶に混ぜて飲むこともあるようだ。
一説によると、日本では戦後、老舗のロシア料理店が紅茶にジャムを混ぜて提供したことから、「ジャムを入れる」という飲み方が「ロシアンティー」として認識されるようになったともいわれている。
『虎に翼』の脚本を手がける吉田恵里香氏は、ユーザーからの「ライアンはどこであの飲み方を知ったのでしょう?」との質問に対し、「映像を見たとき、お? とはなり、調べたのですが、殿様判事の交友関係や、アメリカ視察の他にも大勢の人たちと会っていたこと、当時の彼のハイカラっぷりをみるとあり得ると思っています」と回答している。
関連記事:『虎に翼』別居に発展した“味付け問題” はると花江の関係の変化に「感動してしまった」「泣きそう…」
■クッキーにも注目
また、久藤が紅茶とともに勧めた「とっておきのクッキー」にも注目が。とくに、リング型でドライフルーツが飾られた特徴的なクッキーは、日本で初めてクッキーを販売した老舗「泉屋」のリングターツとしておなじみとなっている。
そのため、「泉屋のクッキー懐かしい…昭和キッズのええとこのお菓子なイメージ」「子供のころ、泉屋のクッキーをいただくと大喜びしたものだった。今もあるのね」「ライアンさんが出したとき思わず『わー!』ってなりました」「ドーナツ型のクッキーは子ども心に特別感があり、最後まで大事に取って置いたのを思い出します」「ロシアンティーと泉屋のクッキー、私の子供時代、我が家でもごちそうだった」と懐かしむ声も見受けられた。