シャンプー容器の“ギザギザ”、花王が発祥だった… 33年前の「開発秘話」が胸熱

今や、すっかり当たり前になったシャンプー容器のギザギザ部分。このデザインは33年前に花王が考案したもので…。

2024/06/14 16:00



■33年前の「発明秘話」が胸熱…

画期的デザインを作った経緯に関して、花王の担当者は、「1989年からシャンプーとリンスを区別する上で一番わかりやすいものをめざして工夫し続け、1991年10月、花王からギザギザのついたシャンプーが市場に初登場いたしました」と説明する。

花王シャンプー

33年前の発明が少しずつ浸透し、我々が当たり前のように利用できるようになったとは感慨深い。


関連記事:『虎に翼』寅子が署名した意見書、よく見ると… さらりと記された“3文字”に「泣きました」

■消費者の意見がきっかけ

ギザギザを作ったのは、消費者の意見がきっかけだったという。

担当者からは、「『シャンプーとリンスの容器が同じで紛らわしい。形を変えて欲しい』、『洗髪時、目をつぶっていても区別がつくといい』、『目が不自由なので容器に工夫をしてほしい』など、毎年数件ずつ消費者相談窓口に寄せられるお客さまの要望を反映し、商品をよりよくするための容器研究が1989年より始まりました」という回答が寄せられている。

このデザインを定着させるため、花王は各所に働きかけた。担当者は、「誤使用の実態や消費者認識の調査、盲学校訪問調査、識別方法の探索等を行い、1991年10月に発売しました。その後、花王のはたらきかけにより、こうしたデザインが業界の統一基準になりました」と、話す。

普段、我々が当たり前に使っているものは、様々な企業の努力によって成り立っているものかもしれない。


関連記事:peco、5年前のryuchellさんの姿公開にファン号泣 ラプンツェルと英語で流暢な会話も披露

■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。

・合わせて読みたい→peco、5年前のryuchellさんの姿公開にファン号泣 ラプンツェルと英語で流暢な会話も披露

(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

暑い夏に欠かせない【Amazon】

シャンプー花王容器
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング