洗濯後のTシャツ、3割の人が違和感覚えてた 白と黒で「縮み方が違う」説を検証すると…
3割以上の人が、白と黒のTシャツでは「洗濯後の縮み方が違う」と感じていることが判明。 日本染色協会は「色ごとの因果関係は薄い」と推測する。
暑がりにとってはゲンナリしてしまう天気が続くが、洗濯物の乾きが早いのは嬉しいポイント。梅雨が本格化することで、この利点もしばらく姿を消してしまうが…。
ところで読者諸君は、洗濯した衣類を着用した際に「ある違和感」を覚えた経験はないだろうか。
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■買う前はしっかりと吟味
いきなり話題が逸れて恐縮だが、記者は母親譲りの「着道楽」である。
ネットショッピングが存在する現代は、我われ着道楽の民にとっては天国であると同時に地獄。カード破産に陥らぬよう、購入するアイテムを厳選し、月々の購入額を超えぬよう緻密な計算を繰り返す同胞も少なくないはず。
そうした努力と自制を重ね、お気に入りのアイテムと出会えたときの感動はまさにひとしお。しかし、2、3回着用しないと分からない違和感も存在するのだ…。
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■色によって縮み方が違う?
夏といえばTシャツにポロシャツ、綿(コットン)100%の衣類が大活躍する季節。
綿100%の衣類は洗濯後に若干縮むのがお約束なため、洗濯後のサイズ感を推測しつつ購入するのがセオリーだが、ある日記者の胸に「色によってサイズの縮み方違くね…?」という疑問が生まれたのだ。
具体的には黒(紺)色のTシャツが著しく縮み、一方で白色のTシャツは比較的縮まない印象を受ける。だが、Google先生に「Tシャツ 色 縮み方 違い」などと尋ねてみても、色ごとの伸縮性の違いに関するページはヒットしなかった。
続いてXにてユーザーの声を確かめてみたところ、記者と同様に「白と黒のTシャツでは縮み方が異なる」と感じている人が一定数存在することが判明。中には「染料」がその原因と考えている人もいるようだ。
そこで記者は、新品で購入した白と黒のTシャツを洗濯し、その縮み方を計測することに。そして全国の男女706名を対象として、白と黒のTシャツに関する意識調査を実施。さらに一般社団法人「日本染色協会」に、染料と衣類の伸縮に関する因果関係を尋ねてみた。
気になるその結果は…。