認知症の在宅介護に“アレ”を導入 「本当にすごい」「負担を軽減しそう」と反響
認知症の記憶障害が激しくなってきたおばあちゃん。在宅介護をするお嫁さんが導入した“アレ”とは…。
23日、Youtubeチャンネル『認知症ポジティブおばあちゃん』が、最新動画を更新。
認知症の介護に“あるもの”を導入したことを明かし、反響を呼んでいます。
【動画】認知症ポジティブおばあちゃん「お嫁ちゃんの介護を奪う謎の男性」
■在宅介護当事者ならではの視点で発信
同チャンネルは、2016年から認知症の義母の在宅介護を始めた、だんだん・えむさんが離れて暮らす親戚に義母の元気な姿を見せようと2021年にスタート。
在宅介護当事者ならではの視点で、笑顔あふれる日常と認知症のリアルな症状について発信し、介護従事者や在宅介護に悩む人々から「元気になれるYouTube動画」として話題になっています。
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■同じ質問を何度も確認
今年で90歳になるおばあちゃんは、週3回デイサービスに楽しく通っており、可愛く人懐こく皆んなの人気者。この日の動画は、おばあちゃんが慌てて頬紅を塗りながら「今日来られるか? 8時お迎え17時帰宅」とデイサービスの有無を尋ねるところからスタート。
だんだん・えむさんが「今日はないよ」と答えると、おばあちゃんは「良かった良かった」と胸をなでおろし、テレビを見るために再び部屋へ。
その後もおばあちゃんは、数分間隔で何度もご飯や今日の予定を確認していました。
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■生成AIと会話
動画開始数分後、「記憶障害が激しくなってきたおばあちゃん」「そこでAIにおばあちゃんの情報を記憶させて会話してみた」というテロップが表示されると、おばあちゃんが、生成AI「GPT-4o(フォーオー)」と会話する姿が映し出されます。
ケータイから男性の声で「おばあちゃん、今日は何日か分かりますか?」という質問が発せられると、おばあちゃんは「何日だったっけな…。教えてください!」と軽快に質問。
また、おばあちゃんが「私のスケジュールをゆっくり話してください」と話しかけると、AIはそれに丁寧に回答。付箋にスケジュールをメモを取りながら、「もう少しね、ごめんなさい、ゆっくり話をして」と再びAIに呼びかけると、AIは「分かりました。もう一度ゆっくりお話ししますね」と再びおばあちゃんのスケジュールを繰り返します。
その後もおばあちゃんはAIに明日の予定や自分の趣味を聞いたり、好きなスポーツや好きなラグビーの選手について質問したりと会話を楽しみました。
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■「介護負担を軽減しそう」と反響
動画のテロップで、だんだん・えむさんは「皆さんどう思いますか。まだまだ上手くいかないこともあるんですが、記憶障害にはとってもいいですね」「介護生活において生成AIを少しずつ利活用していきたいな」と綴っています。
コメント欄には「これ、本当にAI!? すごい!」「素晴らしい! AIは認知症対応も素晴らしいし介護負担を軽減しそう!」「AIは、本当に活用すべきですね」「AIと、おばあちゃんの会話とても楽しかったです。ちゃんと相手に質問したり言葉のキャッチボールができていますね!」といった反響が寄せられました。