「素面」って本当はなんと読む? 正解率は約6割、「すっぴん」と間違う人多数…

お酒が好きな人は一度は口にしたことがあるかも…。「素面」を正しく読むことはできますか?

2024/06/30 05:00


素面

日常的に見聞きする言葉でも漢字にすると意外と読めないことも…。お酒の席でよく耳にする「素面」。あなたは正しく読むことができますか?



■「素面」って何と読む?

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女631名を対象に「素面」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「すっぴん」と読むと答えた人が全体で25.7%。続いて、「すがお」と読むと思うと回答した人が14.6%でした。

ちなみに「すっぴん」を漢字で表すと「素っぴん」、「すがお」を漢字で表すと「素顔」です。落ち着いて考えると、読むことができる人が多いのではないでしょうか。


関連記事:約半数が間違えた「忽ち」ってなんと読む? 「急に」という意味があり…

■正しくは「しらふ」

なお、「素面」の正しい読みかたは「しらふ」。編集部の調査では全体で59.6%の人が正しい読みかたを回答していました。また、「しらふ」は漢字で「白面」と書くことも。

「素面」を正しく読める人の割合


「素面」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)では、以下のように記載されています。

酒に酔っていない、ふだんの状態。
例:素面では言いにくい話

関連記事:『海象』を何と読む? 6割以上の人が正しく読むも正解は1つではなかった

■「すめん」「すめ」という読みかたも

また、「素面」という漢字には、「すめん」「すめ」という読みかたもあり、これらの場合は、「しらふ」とは異なる意味も含まれています。


〈すめん〉

①剣道や能で、面をつけていないこと。

②酒に酔っていない顔。また、酒に酔っていないこと。しらふ。

③化粧していない顔。すがお。
例:素面自然の美男にして〈浮・男色大鑑・二〉


〈すめ〉

①酒気を帯びていないこと。しらふ。
例:素面では内へ這入れぬから、一と口やって帰って来たが〈伎・月梅薫朧夜〉

②何事もないこと。無事。
例:かねての方便(てだて)も手ごはき親仁め、中々素面では行くまい〈浄・彦山権現〉


関連記事:小柳ルミ子、顎から血が滴る痛々しい写真を公開 「真っ暗で全く見えませんでした」

■「シラフ」の語源は…

「シラフ」の語源は、「素面」「白面」の2つの漢字に由来しており、「面(つら)」という言葉は、「顔」を意味しています。お酒を飲むと顔が赤くなったり、青くなったりしますが、飲んでいない状態は顔が白いことから「白面」となったのだとか。

また「素面」は、「剣道や能で、面をつけていないこと」が転じて、「酒に酔っていない状態」という意味で使われるようになったといいます。

読めなかった人は、語源も一緒に覚えておきましょう!

・合わせて読みたい→小柳ルミ子、顎から血が滴る痛々しい写真を公開 「真っ暗で全く見えませんでした」

(文/Sirabee 編集部・丸井 ねこ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年5月20日~2024年5月27日
調査対象:全国10代~60代の男女631名
女性調査Sirabee難読漢字
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング