青服・白バイクで道路を見守る男性、その正体にゾッとした 「犯罪では?」と怒りの声続出

バイク系ユーチューバーが、白バイ警官に酷似した服装で道路を何度も徘徊して炎上。警視庁に話を聞くと「2つの法律」に抵触する可能性があると分かった。

2024/07/02 05:45



■警視庁も思わず苦笑い

ホワイトベース

まずは警視庁 広報にことの経緯を説明しようとしたところ、担当者からは「ひょっとしてホワイトベースですか…?」と、苦虫を噛み潰したかのようなリアクションが。やはり話題性の大きさからして、警視庁内部でも問題視しているのだろう。

警視庁の担当者は「個々の事案の問題点については回答しかねますが…」と前置きしつつ、警察官に酷似した服装・装備で屋外に出る行為について、「法令により定められた制服等に似せて作った物を用いた場合、軽犯罪法第1条第15号に抵触する可能性があります」と断言。

ホワイトベース

これは「官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作った物を用いた者」が抵触する法律なのだ。

X上で主に問題視されていたのはこの点だが、警視庁はもう1点、抵触する可能性がある法律を挙げる。


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■しばしば波紋を呼ぶバイク界隈

担当者は「道路において、交通の妨害となるような方法で立ち止まっている行為は『道路における禁止行為』に当たる可能性があります」と続ける。

ホワイトベース

そして「歩行者は、歩道又は路側帯と車道の区別のある道路においては、歩道又は路側帯を通行しなければならないため、歩行者が車道を通行する行為は『通行区分違反』に当たる可能性があります」「また、道路にバイクを停める行為が、道路交通法に規定する駐車の定義『車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること(貨物の積卸しのための停止で5分を超えない時間内のもの、及び人の乗降のための停止を除く)」に該当し、当該道路が駐車禁止とされている場所であれば、当該行為が『駐車違反』に当たる可能性があります」と、その問題点について説明してくれたのだ。

ホワイトベース

X上でしばしば、定期的に波紋を呼んでいるバイク界隈。

昨年11月には、神奈川県横浜市のバイク店・モトドーウェルが「ヤマハ発動機株式会社」から申し立てを受けているにも関わらず、支離滅裂な署名運動を呼びかけて物議を醸した。

なお、その際にホワイトベースは「援護するッッ」と、じつに頼もしい支援を表明している。

また、同年8月末には「バイクのツーリング中に雨宿りしたトンネルにスズメバチの巣があったから石投げてみたら落っこちちゃった」と綴り、一部始終を収めた映像を投稿したバイク乗りのポストが炎上する事態に。

果たして次は、どのような出来事で世間の注目を集めるのだろうか。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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