エアコンの風向を“ある向き”にすると… 月に約1000円近い節電効果の可能性
エアコンは付けたいけど電気代が気になる…。そんなときは風向を「あの向き」にしてみて。
エアコンを付けないと寝苦しい季節がやってきましたが、気になるのはその電気代。
エアコンでおなじみのダイキン工業株式会社が、効果的な節電術について周知し、注目を集めています。
■節電効果が高い風向は「水平」
ダイキンは、エアコン使用時の「効果的な節電方法」の認知を広げるべく、具体的な節電効果について検証。
「調査結果はあくまでもひとつの目安です。住環境や気温などによって結果は変わります」とのことですが、「風向設定」の検証では、「ななめ下」 と 「水平」 を比べた結果、風向を「水平」に設定したときのほうが節電効果が高いことが分かりました。
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■1ヶ月の電気代は約930円の差に
調査方法は、エアコン冷房の風向設定を「ななめ下」と「水平」それぞれで、日中11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量を計測。
すると、「ななめ下」が3.76kWh、「水平」が2.77kWhとなり、風向を「水平」にしたほうが消費電力量が約3割少ないという結果に。
風向を「ななめ下」にするのと比べて「水平」にするのは、1日に約31円差が出たという実験データがあり、1ヵ月換算で約930円もの電気代節約につながる可能性があります。
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■暑さを感じたら風量設定を「強」に
また、設定温度を 「1℃下げる」 のと、風量設定を 「強」 にするのとでは、どちらが節電できるかという調査では、風量設定を「強」にするほうが節電になることが判明。
設定温度を「1℃下げる」と1.13kWh、風量を「強」にすると0.52kWhとなり、設定温度を「1℃下げる」場合と比べて、風量「強」のほうが消費電力量が約半分になりました。
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■「知らなかった」「やってみよ」と話題に
SNS上ではこれらの情報について「マジか」「これは知らなかった」「良いことを聞きました」「スイングより水平なんですね」「やってみよ」といった反響が。
誰でも簡単にできるエアコンの節電。必要以上に電気代が上がらないよう、少しの努力を積み重ねていきたいですね。
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(文/Sirabee 編集部・丸井 ねこ)