『虎に翼』かるたの内容が“意味深”と話題に 「寅子の状況に重なってて…」「めちゃくちゃえぐいな」
朝ドラ『虎に翼』では、さまざまな“現実”を突き付けられた寅子(伊藤沙莉)の姿に加え、子供たちが遊んでいたかるたのことわざに「脚本凄すぎ」と驚きの声が…。
10日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、終盤に子供たちが遊んでいた「かるた」の札が、寅子(伊藤沙莉)の現状を示唆しているとXで反響を呼んでいる。
■テストの点“偽装”気づかず
直明(三山凌輝)は、優未(竹澤咲子)がテストの点数を偽装していたことに寅子が気づかなかったことを明かし、「手のかからないおりこうさんを求めてなかった?」と指摘。
かなり前から、家族が寅子の言動に違和感を覚えながらも飲み込んでいたことが、ズレを大きくしてしまったことを説明し、「新潟へは1人で行くべき」と伝える。
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■優未の様子に涙
「竹もと」を訪れた寅子は、密着取材で対談した後輩の女性司法修習生たちが、寅子について「短絡的」「ただ吠えればいいってものじゃない」などと陰口を言っているのを聞く。梅子(平岩紙)は「取材のときもそういう感じだった」「これから改めれば問題ないわ。悪気がないのは伝わってる」とさりげなく寅子を諭す。
さらに家裁では、寅子が離婚調停で追い詰められた瞳(美山加恋)から刃を向けられ、難を逃れたものの大きなショックを受ける。
帰宅した寅子は、窓の外から子供たちが楽しげにかるたで遊び、優未がはしゃいでいるのを見る。「猪爪家の姫」と言われてうれしそうに笑う優未に、寅子は亡き優三(仲野太賀)と生後間もない優未の家族3人で過ごしていた頃を思い返して涙を流した。
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■かるたのことわざが…
Xでは、子供たちが遊んでいたかるたの札のことわざが話題に。直明が読み上げたのは「犬も歩けば棒に当たる」「塵も積もれば山となる」「知らぬが仏」だった。
「犬も歩けば…」は、「出歩けば思わぬ幸運に当たる」という意味の一方で、「何か物事をしようとする者は、何かと災難に遭うことも多い」との意味も。
「塵も積もれば山となる」は文字通り、「些細なことも、時間をかけて積もり積もれば大きな結果につながる」こと、「知らぬが仏」は「知れば腹が立つことを知らなければ平静でいられること、本人だけが何も知らずに平然としていること」を言う。