阪神タイガースの“後半戦のキーマン”を中西清起氏が選定 「チームを牽引してほしい」
前半戦苦しみながらも10日終了時点で首位と0.5ゲーム差の3位となっている阪神タイガース。現状や後半戦のキーマンを中西清起氏が分析。
元阪神タイガース選手・投手コーチの中西清起氏が自身のYouTubeチャンネル『中西清起の虎の穴チャンネル』で、阪神の「後半戦のキーマン」を選定した。
■阪神の現状を分析
中西氏は阪神の現状について、「絶好調のなかで走られているわけではなく、タイガースの状態が上がっていないなかでのこのゲーム差なんで、まだ希望はある」と持論を展開。
今後の課題として、リリーフ陣の整備や野手の打撃を挙げ、「これからどうやって上げていくか」と分析した。
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■後半戦のキーマンを選定
今季深刻な得点力不足に悩む阪神打撃陣に中西氏は「7、8月の暑いときに5点打線に持っていってほしい」と要望する。
スタッフから「後半戦のキーマンは誰だと思いますか」と質問されると、「やっぱり大山じゃないですか。当然1、2番もあると思いますけど、キーマンと言ったら大山ですよね。1、2番が出ていかに4番の大山が返すか」と、4番を打つ大山悠輔選手を挙げた。
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■大山選手は「コンスタントに打つ存在」
中西氏は「佐藤輝明は2三振したところで2ホーマーとか、みんなが打たないところで大きなホームランをガツンと打つ、そういう活躍でいいと思います」と指摘。
続けて「大山はコンスタントに打点を挙げて、チームを牽引していってほしい。そういう存在だと思いますね」とコメントした。
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■昨年は4番打者としてチームを牽引
昨年、阪神の4番打者として打率2割8分8厘、19ホームラン、78打点で優勝と日本一に貢献した大山選手。今季はマークが厳しくなったこともあってか打撃不振に陥り、一時ファームに降格。10日終了時点で打率は2割1分8厘だ。
しかし2軍調整後は、複数安打を記録する試合やホームラン、タイムリーなど、同選手本来の力強い打撃を見せるシーンが増えつつある。優勝圏内をキープしている阪神が連覇を狙ううえで、大山選手の復調は絶対条件ともいわれるだけに、状態が注目される。