「番組を自粛しろ」『24時間テレビ』、メインパーソナリティー廃止も批判続出 “ドタバタ協議”で難航
『24時間テレビ』がメインパーソナリティー廃止を発表した。昨年の「募金着服問題」で現在も批判の声は鳴り止まず…。
■「募金着服問題」を受けての対応
昨年11月、日本テレビ系列の日本海テレビ元幹部社員が、『24時間テレビ』の売上金や寄付金を着服していたことが発覚。番組は厳しい批判にさらされた。16日の制作発表によれば「不祥事」を受け、外部弁護士を交えた再発防止対策チームを作り、現金を取り扱う際の外部事業者への委託推奨、キャッシュレス募金義務化など再発防止策を策定したという。
ただ、不安要素もあるようで…。「今年、やす子さんがチャリティーランナーを務めます。日本テレビ側も対策を講じたのでしょうが、番組の根幹は変わっていない印象を受けます。一度失った視聴者の信頼を取り戻すのは難しいと思いますよ」(前出・制作会社関係者)。
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■「番組も自粛しろ」批判の声も
『24時間テレビ』の「新体制」に対して、不信感を抱く人は少なくないようだ。
ネット上では、「検証や反省が先に来るべきであって、募金ありきと言うのは異常に思える」「これだけ世間から疑問を抱かれているのに結局やるんだね」「不祥事起こしたタレントには自粛させたりするんだから、番組も自粛すべきだと思います」「誰が、無理に今年もやってくれといったのだろう?」など、批判的な声があがっている。
今年、番組開始当初から採用されていたキャッチコピー「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更された。その文言に恥じない番組になることを願いたい。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系)、『ギークス~警察署の変人たち~』(フジテレビ系)、『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)