素直に受け止められない… 約6割が「相手の言葉」に対して抱いてしまう疑念
人との会話を楽しんでいるつもりなのに、つい余計なことを考えてしまって…。
私たちが日常生活で交わす会話の中には、相手の気持ちを探るような瞬間がしばしばある。ときには本音を言っているか不安になり、相手を疑ってしまう場合もあるようだ。
■約6割「相手が本音を話しているか…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女661名を対象に「人との会話」に関する意識調査を実施したところ、全体で64.1%の人が「相手が本音を話しているかどうか疑ってしまうことがある」と回答した。
他人の言葉に対して疑念を抱いてしまう人が、多くいることがわかる。
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■友人の言葉を疑って
友人に対して疑いの目を持ってしまう20代女性は、「先日、友人が新しい仕事について話しているとき、彼女の言葉がどこか嘘っぽく感じたんです。彼女はとても楽しそうに話していたけれど、私にはその裏に隠された本当の気持ちがあるように思えてなりませんでした」と話す。
さらに続けて、「彼女は以前から仕事のことでストレスを抱えていたので、本当に楽しんでいるのか、それとも周囲に良い印象を与えようとしているだけなのか、つい疑ってしまったんです。しかし深く追求することもできず、結局は彼女の本心を知ることはできませんでした」とも話していた。
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■自己顕示欲が強い上司
上司の言葉を素直に受け取れなかった30代男性は、「職場での会議中、上司が私たちに感謝の言葉を述べたのですが、その言葉が心からのものではないように感じました。その上司は自己顕示欲が強く、私たちのことをそこまで考えてくれるような人とは思えなかったからです」と当時を振り返る。
今でも上司の言葉は信じられないようで、「感謝の言葉も表面的なものに聞こえてしまい、心の底から受け取ることができませんでした」とも語った。
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■不信感が生まれてよくない
一方で、相手の言葉を疑わないようにしている40代女性は、「私は基本的に、相手の言葉を信じるようにしています。たとえそれが表面的なものであったとしても、その人がその瞬間に感じたことを表現しているのだと思うので…。疑ってかかると、お互いに不信感が生まれ、良い関係を築けない気がするんです」と自分の考えを述べた。
人を疑いたくはないようで、「できる限りは、相手を信じていきたいですね」とも話していた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女661名