自販機に置かれた謎の封筒、宛名5文字にギョッとした 「東京では不可能」と話題に…
自販機の下に置かれた謎の封筒が「親切すぎる」と話題に。封筒に書かれていたメッセージに、驚きの声が相次いだ。
日本で生活していると「落とし物が戻ってくる」というケースは決して珍しくないが、これは国際的に「日本の美徳」して受け取られることが多い。
以前X上では、そんな日本を象徴するかのような光景に、多数の称賛の声が寄せられていたのをご存知だろうか。
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■自販機の下に置かれたのは…
注目を集めていたのは、福島県福島市に本社を構える「陽光社印刷株式会社」Xアカウントが投稿した1件のポスト。
「怖いか? 福島人の温かさが」と意味深な文章の綴られたポストには、何の変哲もない自動販売機の写真が添えられている。よく見ると、自販機の下に1枚の封筒が立てかけてあるのに気づく。
なんと、封筒の表面には「R6.7.1 15:50頃発見 つり銭忘れ」というメッセージが記されていたのだ。
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■「日本の誇り」と称賛の嵐
封筒のあまりに親切な正体はX上で瞬く間に話題となり、件のポストは投稿からわずか数日で8,000件以上ものリポストを記録するほど。
Xユーザーからは「すごい、東京だったら素通りか持って帰られる、こんなこと絶対ない」「封筒に入れる丁寧さ。福島人の温かさ、怖いわ!」「これは日本の誇り」「実際、東北の人って優しいイメージある」など、驚きと称賛の声が多数寄せられていた。
そこで今回は、ポスト投稿主である陽光社印刷・X担当者に、詳しい話を聞いてみることに…。
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■人の優しさが温かい土地・福島
7月某日の午前、福島市の建物内にてこちらの光景に遭遇したという担当者。
怖いか?福島人の温かさが。 pic.twitter.com/yAgN2yADu9
— ようちゃん@陽光社印刷 (@ykspofficial1) July 2, 2024
当時の心境について、「自販機の下に茶封筒が落ちていると認識して近寄ったのですが、それは”落とし物”ではありませんでした」「『この手があったか!』と感動したのと同時に、この行動をとった人への感動が生まれました」振り返っている。
地元・福島ではこうした「人の温かさ」がしばしば感じられるそうで、「たとえば、横断歩道を渡ろうとする小学生。運転中の私が停止し横断を見守ると、みな体をこちらに向けて会釈をしてくれます」「小さい頃から人の温かみに触れながら育った子ども達は、当たり前のことに『ありがとう』と素直に言える優しさを持っていると思います」と、これまた微笑ましいエピソードを語ってくれた。
こうした小さな親切や思いやりが、多くの「幸せ」の元になっているのだろう。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)