廃校を使った「浴衣・制服撮影会」批判者が炎上 女性とカメラマンが語る本音
「制服・浴衣撮影会」批判は正しいのか? カメラマン記者と女性が語る本音とは。
埼玉・鴻巣の廃校で企画された「制服・浴衣撮影会」に対し、一部の政治家やネットユーザーから否定的な意見が出ている。しかし一方で「流石に言い過ぎ」「潰しに掛かるとは恐ろしい話」との声も。長年、サブカル業界を取材してきた記者の本音を記したい。
■廃校で行われる撮影会
すでに閉校している小学校の旧校舎を使った今回の撮影会。若手アイドルを中心に、開催される3日間で延べ約140名もの女性が登場した。
昨年、共産党中心に反対運動が起き、中止に追い込まれたことで話題を呼んだ埼玉の「プール撮影会」などと同様、毎年各地で定期開催されている撮影イベントの一種だ。
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■「行政の意識の希薄さに愕然」
しかし、この撮影会に対し、「市は校舎の使用許可を出すべきではない」という意見が一部で上がった。
社民党に所属する地元の女性市議は、自身のXで「制服を着た若い女性がモデルとなりそこに一日最高4万円を払った多数の男性達がカメラを持ち集まる」「性の商品化の中で若い女性・制服・校舎という組み合わせが利用されることに対する行政の意識の希薄さに愕然とする」と批難。
それを受け、某大手新聞社は地元民の声をヒアリングした上で、「旧校舎で女性タレントら120人の制服撮影会 『性的興行』と反対も」と報じたのだった。
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■現場を見ていない?
別の撮影会を自ら企画し、モデルとしても出演する20代女性Aさんは市議の投稿に不快感を示す。
「廃校を使った撮影イベントは埼玉だけじゃなく、千葉、神奈川、栃木など全国各地で過去何百回も行われている。どこも問題ないと自治体が許可している証左。制服や浴衣は着崩して撮影させるわけじゃないし、批判している人たちは現場を実際に見たことあるのか。鴻巣の人たちが見たことないイベントをネガティブに膨らませ、槍玉にあげたとしか思えない」と、納得できない様子。