廃校を使った「浴衣・制服撮影会」批判者が炎上 女性とカメラマンが語る本音
「制服・浴衣撮影会」批判は正しいのか? カメラマン記者と女性が語る本音とは。
■騒動を見た記者の感想
記者は個人的にこれら大型撮影会に興味はないが、過去取材で何度か撮影会現地に赴いたことがある。フラットな目線で見ても、制服・浴衣の衣装は露出がほぼなく、反対意見が飛び交う対象とは到底思えない。もちろん法令に反した行為もかつて見たことがない。現場は想像以上に秩序が保たれており平和だ。
ネットでは「未成年モデルを出演させるなんて良くない」という意見も一部あったが、彼女たちは必ず親の承諾をとった上で所属する芸能事務所が稼働させている。第三者の勝手なジャッジで、撮影会が悪く、歌唱や女優活動なら良いというのは筋が通らない。同時に制服や浴衣が性的というのは個人の勝手な主観で、それを押し付けるのは反発が起きて当然だろう。
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■市議が記載した「4万円」は何の金額か
今回の騒動は市議のSNS投稿が端緒になっている。地元のためという気持ちはわからなくもないが、「4万円」という金額をあえて記載し「おじさんが若い子に大金を払い、怪しい撮影を行っている」とアピールした部分には、悪意が込められていると感じた。
今回のイベントでは全5部(合計5時間)に参加すると割引が入って4万円だが、この金額を支払うのはかなり少数派だ。大半が1〜2部だけで現場を去っていくため、1人が使う金額としては7,000円〜12,000円程度の場合が多い。これだけで実情を理解していない人間の意見だということがわかる。
センセーショナルなワードで批判するならより中立に、客観的に問題点を挙げ、明らかな悪を説明した上で訴えるべきではないか。投稿が炎上し慌てて返信欄を閉じるより、ネットユーザーやファンの本音を真摯に聞いて欲しいと感じる一件だった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)