古市憲寿氏、特攻めぐる『めざまし8』発言の“真意”を説明 批判の声に「番組ご覧になりましたか?」
卓球メダリスト・早田ひな選手の発言をめぐり、特攻や平和への思いを語った古市憲寿氏。これに対する攻撃的な意見に反論した。
社会学者の古市憲寿氏が、16に自身のXを更新。終戦記念日である15日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)での発言をめぐり、批判する千代田区議に反論した。
■早田ひな選手の報道で…
15日の番組はパリオリンピック日本代表選手の帰国会見を扱う中で、卓球でメダルを獲得した早田ひな選手が「鹿児島の特攻平和会館に行って、自分が生きているのと卓球ができているのが当たり前じゃないことを感じたい」などと発言した件を紹介。
これにMCの谷原章介がコメントを求めると、古市氏は「意外でしたよね」と話し、「僕も父親の実家が鹿児島、知覧のそばなんで。知覧とか万世の特攻の資料館はよく行ったりするんですけど」と自身も身近な施設であることを明かす。
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■「特攻みたいなことをさせない社会に」
しかし、古市氏は続けて「特攻があったから今の日本が幸せで平和だっていうのはちょっと違うなと思っていて」「むしろ特攻みたいなことをさせない社会にしていく必要があると思うんですね」とコメント。
「もちろん特攻の記憶を受け継ぐことはすごい大事なんですけど、それにただ感動して泣いて終わりにするんじゃなくて、どうやったら特攻みたいなものが… もう2度とこの国に現れないようにするにはどうしたらいいんだろう? って、そういったきっかけになるような、そういうふうに平和を考えることが凄い大事かなって思います」と続けた。
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■千代田区議のポストに反論
これに噛み付いたのが自称評論家で千代田区議会の白川司議員。
白川議員は古市氏の発言を伝える記事を引用し、Xに「早田ひなさんが『特攻平和会館に行きたい』を曲解して批判する者が多くて閉口する。『特攻があったから今の日本が幸せで平和』なんぞ言ってないだろ」と古市氏に対し、強い口調でポスト。
すると、これが古市氏本人の目に止まり、「番組ご覧になりましたか? 早田ひなさんを批判するわけがないじゃないですか」と反論。「特攻隊の話題が出てくるたび、都合よくその歴史を美化する馬鹿な人を批判してるんです」と発言の真意を説明した。