読売ジャイアンツ・モンテスが「打てる理由」を江川卓氏が解説 逆転優勝のキーマンに指名
7月、読売ジャイアンツに加入し、高打率を残しているモンテス。江川卓氏は「打てない場所がない」と打撃を絶賛し、逆転優勝のキーマンに指名した。
元読売ジャイアンツの江川卓氏が、自身のYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』で、読売ジャイアンツのココ・モンテス選手が「打てる理由」を解説した。
■好調の要因はモンテス選手と浅野選手
江川氏は巨人好調の要因にモンテス選手と浅野翔吾選手を挙げる。
モンテス選手のバッティングについては「ピッチャーから見て、打てない場所がないという選手なんですよ。ストレートを打つときに、一塁側にファールを打つシーンが何球もあるんですよ」と指摘。
続けて「なぜこれが起こるかと言うと、ストレートを打つポイントが遅いので。変化球やフォークボールもファールになるし、振らないし。インコースのボールもつまりながら打ったり、右中間に打ったり」と分析した。
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■弱点はインハイ?
さらに「いろいろなことができる。投手から見てどう崩すか研究したんですけど、今のところ結論が出ないくらい難しい」と解説。
モンテス選手の弱点については「インハイかなと思うんですけど、前からお話しているように、今のピッチャーって、インハイに投げない。コントロールが難しいんで。 投げない選手がほとんど 、90%ぐらい。インハイが弱点だと思うんですけど、投げるピッチャーがいない」と指摘する。
そして「そういうことを考えていくと、浅野選手とモンテス選手、この2人は相手チームからすると、厄介だと思う」と話した。
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■優勝のキーマンに指名
現在2位の巨人が首位・広島との「優勝争いを制するために必要なこと」を質問された江川氏は「2番と3番の浅野さんとモンテスの(調子)が続くかどうかなんですよ」とコメント。
さらに「9月の1週間から10日間、調子が持続するかどうか。どちらかが落ちてくるとバランスが崩れると思うんですよ。どちらかがあたらなくなってきたときに、どうなんだろうと。2人とも今、良いときですから、両方落ちてきたときバランスが崩れる」と解説した。
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■7月に加入し打率が3割を超える活躍
7月途中に入団したモンテス選手は、3日終了時点で打率3割4分1厘と高打率をマーク。故障で離脱したエリエ・ヘルナンデス選手の穴を埋める活躍ぶりだ。
3日の東京ヤクルトスワローズ戦では3点ビハインドの9回裏、起死回生の同点3ランホームランを放った。試合には敗れたものの、バッティングでチームを引っ張っている。