約2割しか知らない、「コンソメ」と「ブイヨン」の違い 料理に欠かせないけど…

「コンソメ」と「ブイヨン」は、仕上げに違いはあれど互いに代用も可能のようだ。

2024/10/06 04:00


コンソメ

どちらもよく料理に使うものだが、改めて違いを聞かれるとはっきり答えられない人も多いようだ。



■「コンソメ」と「ブイヨン」の違い

Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女700名を対象に実施した調査では、全体で19.7%の人が「“コンソメ”と“ブイヨン”の違いを知っている」と回答した。

「コンソメ」と「ブイヨン」の違い

なお男女別に見ると、男性は16.4%、女性は23.7%という結果になっている。


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■フランス語で「だし」を指す言葉

「ブイヨン(bouillon)」は、フランス語で「だし」を指す言葉だ。日本料理の鰹や昆布のだしのように、牛骨や鶏ガラ、香味野菜、スパイス、ハーブなどを煮込んで旨み成分を引き出したもので、フランス料理には欠かせない。

ブイヨンは、「だし」の名の通り穏やかな風味でほかの食材の味を邪魔することなく引き立ててくれるので、パスタやオムレツ、ピラフ、リゾット、ポタージュ、カレー、シチューなど、ジャンルや種類を選ぶことなくさまざまな料理の隠し味として利用できる。


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■コンソメは「完成された」という意味

一方の「コンソメ(consommé)」はフランス語で「完成された」という意味で、そのままでも飲める状態のスープを指す。ブイヨンをベースに牛肉や玉ねぎなどの香味野菜、卵白などを加えてさらに煮込み、旨味を抽出したら漉して透明なスープの完成だ。

これをベースに野菜などを煮込めばコンソメスープとして楽しめるほか、ロールキャベツや肉と野菜のコンソメ煮などの煮込み料理のベースに利用したり、炒める際に加えてコンソメ風味の炒めものにしたり、フリットなどの衣の下味に利用したりと、幅広く活躍してくれる便利な調味料だ。

さまざまな味付けの料理に用いられるブイヨンと違い、「コンソメ味」として楽しむ料理に使われていることがほとんどで、やはりコンソメはそれ自体で“完成している”というイメージが強いようだ。


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■食欲の秋に向けて料理も楽しく

と、ここまで違いを説明してきたが、どうしても片方しかない場合には互いに代用することも可能だ。コンソメがなければ、ブイヨンで代用し、足りない風味を塩やコショウなどの調味料で調整すれば良さそうだ。

逆に、ブイヨンしかない場合は、コンソメを薄めるか少量用いることで隠し味として風味がプラスされ、美味しい料理に仕上がるだろう。

ピッタリの調味料を使えればそれが一番だが、料理の味も工夫次第。コンソメやブイヨンだけでなく、日頃はあまり使わないで眠っている調味料も試してみると、食欲の秋に向けて新しい世界が広がるかもしれない。

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(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年7月12日~2024年7月17日
対象:全国10代~60代男女700名 (有効回答数)
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