「正論を突きつけてくる上司にウンザリ…」 約6割が“ロジハラ”を体験していた
「ロジハラ」という言葉はSNSでもしばしば話題になっているようだ。
人と人との関係において大切なのは、互いへの思いやりなのではないだろうか。
■およそ6割、正論ばかりでウンザリ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女700名を対象に実施した調査では、全体で61.3%の人が「正論ばかりつきつけてくる人にウンザリした経験がある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は59.6%、女性は63.2%という結果になっている。
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■頭が固く融通が効かない上司
編集部が話を聞いた40代の男性は、「会社の上司が若手に向かって正論を突きつけて問いただしているのを見ると、そうじゃないだろうとため息が出ます」と述べた。
「頭が固いというか、融通が効かないというか…」と不満を漏らす男性は、凹んでいる後輩に声をかけて食事をしながら愚痴を聞いたりアドバイスしたりしているという。
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■思い通りに会話を運びたい夫
夫との口喧嘩に勝てないという30代の女性は、「こっちが不満に思うことを伝えているのに、“お前が◯◯しないからだ”とかもっともな理由をつけて結局自分は悪くないことにされてしまうのがすごく不満です」と憤る。
言っていることが正論なのはわかるが、そうやって何でも思い通りにしようとするので疲れてしまい、最近は夫婦であまり話をしていないという女性。忙しくてイライラしているのかもしれないが、もう少しこっちの気持ちにも寄り添ってほしいとため息をついた。
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■ロジカルハラスメント、略して「ロジハラ」
正論を振りかざして相手を追い詰め行為を、ロジカルハラスメント、略して「ロジハラ」と言い、ネットやSNSでも話題になっている。
人間関係とは双方向の気持ちがあって成立するもの。どちらかが一方的に自分の考えを押し付け、あたかも共感できない相手が悪いかのように追い詰めては関係が破綻してしまう。
正論を突きつけ思い通りに相手を動かすのではなく、互いの気持ちを理解し合いながら問題と向き合い、双方にとって良い方向へと進めていくよう心がけるだけで状況は一変するのではないだろうか。
理屈は正しくても、感情を置き去りにしてしまっては前に進めないという人も多いだろう。人と人との関係は互いの気持ちを思いやるところから始まるということを常に念頭に置いておきたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女700名 (有効回答数)