2023年8月6日の記事を編集して再掲載しています。
せせこましいマンション暮らしのわたくしですが、緑に対する憧れはそれなりにあるんです。
狭いベランダの鉢植えでハーブなどを育てていたのですが、それではやっぱりいまいち満たされません。うむむと思っていたらあなた! なんと耳寄りな情報が!
我が区には区民農園なるものがあり、年間数千円払うだけで自分の畑が持てるそうなんです。これが結構な人気で、利用にあたっては抽選があるんですが、テキトーに申し込んでみたら運良く当選! 区画番号は69! シェキナベイベー!
ワンルーム程度の広さですが、これでわたくしも農園主です。ついにビル・ゲイツと肩を並べました。規模はたぶん1億分の1くらいだけど。
育てるのは葉物中心がいいかなー。タイムやコリアンダー、ディル、バジルなどのハーブはもちろん、大葉なんかあると便利っすよねー。あとベビーリーフやルッコラもサラダ用にいいですね。
ということでいろいろなタネを蒔いてみたのですが、根が超不精なわたくし。すぐに面倒くさくなって、畑に足を向ける機会もだんだん減っちゃったわけですね。梅雨は雨で濡れるのイヤだし、その後の35℃超え連発の日々は暑くてイヤだし。
だけどね、畑ってほっとくとすごく大変なんですよあいつが。そう、雑草。
サボっている間に、我が農園は完璧な雑草畑になっていて、ひさびさに畑見にいって途方に暮れました。これどーすりゃいいの?
おまけに隣の区画の爺さまに、「あんたこんなに雑草伸ばしちゃダメだよ〜。ムシ涌いちゃうよ〜」と叱られる始末。
こりゃなんとかせねばいかんと、雑草の間にしゃがみ込んで草刈りしてみたんですが、3分くらいでギブです。しゃがんだ姿勢が腰にくる。しかも一生懸命やってるつもりでも、雑草の猛威が強烈すぎて大して刈れません。
家に帰って泣きながら草刈りグッズを物色するわたくしなのでした。
立ったまま掻き取れ!
そこで見つけたのが、清水製作所の「モンブラン 長柄らくらく草取りヅメ」なる農具。
全然存じ上げなかったのですが、清水製作所はプロ用の大工道具などで定評ある会社で、コンシューマー向けにDIYグッズや園芸用品なども手掛けているようです。
この草取りヅメのポイントは、軽いので片手でも扱えて疲れないことと、柄が1,060mmと長いので、しゃがまずに立ったまま草刈りできること。高まる期待!
実物を持ってみると確かにめっちゃ軽いですね。柄はアルミパイプ製。グリップ部はゴムっぽい感触の樹脂製で、掴み心地もまずまず。
肝心の刃先は、炭素鋼製でギザ状になっています。幅は10cmほどとかなりコンパクト。刃先はそこそこ鋭く、思い切りぶん殴ったら間違いなく流血します。ちょっと触ったくらいではケガしないと思いますが、扱いには気をつけましょう。
実際の使い方は、生い茂った草の中に刃先を突っ込んで、じゃきじゃき掻き取る感じですね。わたくしの畑のように雑草が密に生い茂った状況だとなかなか効果大。
立ったまま手を動かしているだけで、あらかたの雑草は掻き取れます。ただ、ちょっと使っていると、刃先に細かい草のクズが目詰まりするんですよね。目詰まりするとテキメンに刈れなくなります。そのたびにクズを取り除くのがちょっとめんどいかも。
あと、雑草1本も残さずきれいにしたい場合、最終的な詰めはやっぱり自分の手でやることになりそう。7〜8割くらいはこの草取りヅメで刈って、仕上げは自分の手でやるって感じかな。
でも「これは自分の手に負えないのではないか」と絶望しかけた雑草を、立ったままでほぼやっつけられたのは非常にありがたいですよ。作業時間15分くらいで、畑のほぼ半分はきれいにできたし。
ちなみにこのシリーズ、刃先の形状違いで3バージョンあります。この草取りヅメは軽い力で草を掻き取る感じですが、もっと根こそぎいけるタイプもあるみたい。ホームページでチェックしてみください。
畑の復活も果たしたってことで、秋には何を植えようか、今からワクワクのわたくしです(懲りてない)。
Photo: 巽英俊
Source: 清水製作所
ギズモード・ジャパンより転載