ドンキで発見された謎の自販機、驚きの正体に衝撃走る たった100円で「全人類を救う」と話題
ドン・キホーテ店頭で発見した変わり種の自販機が「素晴らしい」と話題に。多くのユーザーが経験した「買った後の後悔」を無くすアイデアとなっている。
■ドンキ店舗を訪れて驚き…!
ドンキを運営する「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」(PPIH)に取材を行ったところ、同自販機の設置は今年4月に始まったものと判明。
取材実施の時点では2店舗のみの展開で、最初に「MEGAドン・キホーテ狩場インター店」(神奈川県)、その後は「溝ノ口駅前店」(同県)に設置されたという。
自販機設置の背景について、PPIH担当者は「いきなり3~4,000円の商品購入はハードルが高く、失敗したときのダメージが気になって購入をためらうお客様に向けた後押しにもなれば、と導入しました」と説明する。
また、同自販機で販売している『マイプロテイン』シリーズが購入できる実店舗はドンキのみ(コストコでも販売しているが、ドンキ商品とは内容量が異なる)という背景もあった。
そのため、自販機を通して『マイプロテイン』ブランドの認知度を向上し、且つプロテイン本体の売り上げに繋げることがドンキ、マイプロテインにとってのメリットになると判断したのだ。
記者もドンキ溝ノ口駅前店へ足を運んだところ、話題の自販機を発見。
気になる値段は1杯100円で、ラインナップはホエイプロテイン(ココア・抹茶)、EAA(グレープ)の3種が並んでいた。1杯当たりのたんぱく質は10g前後。
記者自身はプロテインに関してはかなり保守的なため、この3種のどれかを箱買いするとしたら、間違いなく「ココア」である。しかし「100円なら良いか」というノリで、普段ならば絶対選ばない「グレープ」のボタンを、迷わずプッシュしていた。
恐らくこの自販機がなければ、誇張抜きで「一生飲むことのなかった味」だっただろう。プロテインのグレープ味…お前、こんな味をしていたのか…。
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■ドンキは「設置店舗数の拡大」を予定
PPIHの担当者は同自販機の強みについて、「商品の購入をためらう方が気軽に試飲できる点以外にも、自販機での試飲をきっかけにプロテインを新たに飲み始める方が増える点や、プロテインそのものが多くの方に認知され、市場の活性化が期待できる点だと考えます」と強調。
これらの利点は確かに、多様なユーザーが来店・利用するドンキならではの強みに直結していると言えるだろう。
なお、プロテインバー自販機の今後の展開については「設置店舗数の拡大を予定しています」と、非常に心躍るコメントが得られた。
新規開拓に踏ん切りがつかない「迷えるプロテイン子羊」にとって、全国のドンキ店舗が最良の相棒となる日は、そう遠くなさそうだ。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)