自動販売機にまつわる点字、不親切すぎる3文字に… 盲目芸人が怒り「腹立つ」「完全に詐欺でしょ」

先天性の視覚障害を持つ漫談家・濱田祐太郎が、缶飲料をめぐる点字表記について解説。不親切すぎる現状に怒りを訴えている。

2024/10/28 16:45


自動販売機

先天性の視覚障害を持つ漫談家・濱田祐太郎が27日、YouTubeチャンネル『濱田祐太郎の盲目ライフチャンネル』を更新。自動販売機と缶飲料にまつわる苦労を明かし、怒りを訴えた。

【動画】自販機をめぐる怒りを訴える



■アルコール缶の「3文字」

学生時代に通っていた視覚特別支援学校の近くには、飲み物の名前と価格が点字で表記されている自動販売機があったという濱田。しかし、大半の自販機には点字表記はなく、「どこに何が置いてあるか分からないから、ほぼルーレットみたいな状態で、適当に買う」ことに。

缶飲料の中でアルコール類だけは、視覚障害のある未成年が誤飲しないように、缶の上部に「おさけ」の点字があるが、濱田によると「その文字だけです。ビールなのか、ハイボールなのか、チューハイなのかはまったく書いていない」という。


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■間違って購入しても…

しかも、点字の表記があるのは缶本体だけで、自販機には書かれていないため、たとえ成人であっても、仕事中などアルコールが飲めない状況で誤って購入してしまう可能性もある。

「(自販機から)ガシャって出てきて、『おさけ』とだけ書いてあった場合、『この缶はどうしたらいいの?』ってなるわけですよ。だったら、自動販売機のボタンに上のところに、点字で書いておけよって思うわけです。なんで缶にだけ直接書いてあんねんっていう」と指摘。

自販機のボタンを押して商品が出てきた後で、それがアルコールであることに気づいても、「返金対応みたいなのもしてないと思うんです。それがすごい腹立つ。詐欺みたいなことされてるわけでしょ?」と怒りを訴える。

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■「完全に詐欺でしょ」
濱田祐太郎濱田祐太郎の盲目ライフチャンネル
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