『おむすび』歩の思い出の箱、中身をよく見てみると… 「お供えしていたんだね」
29日のNHK朝ドラ『おむすび』で歩(仲里依紗)が開けた思い出の箱。そこにあったものから想像できる歩の行動に胸を痛める声が…。
29日あさ放送のNHK連続テレビ小説『おむすび』で、震災当時に倒壊した自宅から持ち帰った缶箱を開けた歩(仲里依紗)。Xではその中にあったCDに注目する声が上がっている。
■真紀との思い出が詰まった箱に…
地震発生の翌日、親友・真紀(大島美優)が倒れたタンスの下敷きになって亡くなったことを知った歩。ショックで魂が抜けたようになっているところへ父・聖人(北村有起哉)が倒壊した自宅から拾い出した缶箱を渡す。
場面が切り替わり2004年、歩が潰れたその箱を開けると中には安室奈美恵ファンの真紀からもらった『PARADISE TRAIN』を含むCDや、真紀と一緒に撮った写真などが入っていた。
すると視聴者から「ちらっとしか見えなかったけど、お姉ちゃんが大切にしてた真紀ちゃんとの写真と安室ちゃんのCD、『太陽のSEASON』あったのが気になった(もう1枚はTRY ME?)」「歩は震災の後すぐに真紀ちゃんとの思い出を封印したわけではなさそう」との声が…。
関連記事:『おむすび』さり気なく“映り込んだもの”に「怖い」「ギュッとする」 視聴者の胸を締め付けたのは…
■震災後に発売されたもの?
『PARADISE TRAIN』と一緒に入っていたCDのタイトルは『TRY ME~私を信じて~』と『太陽のSEASON』の2枚だが、視聴者が着目したのはその発売日。
調べてみると『TRY ME~私を信じて~』は1995年1月25日、『太陽のSEASON』 は同年4月26日と、時系列が実際のものと同じであればいずれも震災の後となることから「『TRY ME~私を信じて~』『太陽のSEASON』は歩が買って缶に入れたのか…」「まきちゃんのために買ったんだね」「歩は真紀ちゃんとの思い出の続きを、そっとあの箱の中にひとり閉じ込めたんだなぁ…」との声が上がった。
関連記事:『おむすび』さり気なく“映り込んだもの”に「怖い」「ギュッとする」 視聴者の胸を締め付けたのは…
■「どんな想いだったのだろう」
結(橋本環奈)の回想で真紀と歩は安室について「そのうちもっと人気出るわ」「真紀ちゃんが言うなら間違いないなぁ」と会話していたが、真紀の予見通り安室は翌年の『TRY ME〜私を信じて〜』(※名義は安室奈美恵with SUPER MONKEY’S)でブレイク。
これに「真紀ちゃんが言った通りにあの後どんどん売れていく安室ちゃんのCDを、一緒に撮った写真の下にしまっていたお姉ちゃん。お供えしていたんだね。このカンカンは小さな小さなお仏壇」との声が上がり、「どんな想いだったのだろう…」「そこ(『太陽のSEASON』)までで止まってしまった理由は……止めないと自分の心が保たなかったのか」と歩の心中を想像して胸を痛める人もいた。
・合わせて読みたい→『おむすび』歩の謎めいた言動に考察の声「つらすぎる」 “意味深な予告”の意味は…
(文/Sirabee 編集部・今井のか)