CASIO社名の意外すぎる由来、6割弱が「知らなかった」 粋なダブルミーニングで二度驚く…
「CASIO」ロゴでお馴染みのカシオ計算機。その名前の由来を、6割弱の人が「知らなかった」と判明した。
「スズキ」や「本田技研工業」など、創業者の名字を名前に冠した企業は少なくない。
しかし中には、なかなかにレアな名前のため「名字が由来と知らなかった」と言われがちな企業も存在するのだ。
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■「カシオ」も創業者の名字?
Sirabee編集部では以前、全国の10〜60代の男女718名を対象としたアンケートにて「カシオ計算機」の社名に関する調査を実施したことが。
その結果、全体の43%がカシオの社名の由来は「創業者の名字だと思う」と回答していたのだ。
前出の鈴木や本田と比べると、「カシオ」という名字はなかなかにレア。漢字がパッと思い浮かばない読者も多いと思うが、その真相は果たして…?
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■「カシオ」を漢字で書くと…
こちらの疑問をめぐり、カシオ計算機の担当者からは「創業家の樫尾一族の名字に由来しています」との回答が得られた。
そう、カシオの社名は「樫尾」という名字が由来となっていたのだ。同じ名字の知人がいないと、即座にこの漢字を思い浮かべるのはなかなか難しいだろう。
さて、カシオの社名と言えば疑問がもうひとつ。なぜ「KASIO」や「KASHIO」のようにKではなく、Cを使用した「CASIO」という英語表記を採用しているのだろうか?
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■英語表記にも「由来」があった
一風変わった英語表記の背景について、カシオ担当者は「世界市場への進出を意識していたからです」と前置き。
続けて、「誰もが知っている星座の「カシオペア」(Cassiopeia)を想起させるこの表記は、計算機という最先端製品のイメージにも最適だと考えました」と、命名の経緯を説明してくれたのだ。
創業者の名字を由来としつつ、ロマンチックで意外なダブルミーニングが込められた、なんとも粋な企業名である。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女718名 (有効回答数)