ハードオフで発見した中古ゲーム、謎の注意書きにギョッとしたが… なぜか「良心的な店」と話題
ハードオフ店頭のゲームソフトに、不穏な説明書きを発見。ネット上では「誠実な店」と、称賛の声が上がっている。
■これもう「シュレディンガーのジーコ」だろ…
お願い、それだけは言わないで pic.twitter.com/mPQ6VBvzej
— じょえ@ゲームコレクター美容師✂️ (@joesun24) October 1, 2024
ポスト投稿主・じょえさんは、こちらの『ジーコサッカー』をハードオフ店舗にて発見したそう。発見時の感想については、「思い切りネタバレしてるなぁ、と思いました」とのコメントが得られている。
そう、じつは『ジーコサッカー』には、一部業者によって中身が成人向けソフトに改造されて流通したソフトが紛れているのだ。
しかし、見た目は通常の『ジーコサッカー』と変わりないため、実際に起動するまでは、そのソフトが『ジーコサッカー』なのか、成人向けソフトなのか判断できない。
言わば、2つの状態が同時に存在する「シュレディンガーのジーコ」とでも呼ぶべき事象なのだ。そのため、この事情を知るゲーマーが「ジーコサッカー」という単語を聞くと、つい「それはどっちの?」という疑問が浮かんでしまう。
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■ハードオフに話を聞くと…
近年、こうした注意書きがセットになった中古『ジーコサッカー』の目撃情報は、X上でしばしば話題になっている。
2023年11月、やはり「中身起動チェックしましたがジーコサッカーです」という、意味深な説明の書かれた『ジーコサッカー』のポストが話題になったことが。
こちらもハードオフにて発見された商品で、同店舗の担当者は取材に際し、「『ジーコサッカー』はサッカーゲームとして発売されたゲームソフトですが当時、一部商品の中身が別のゲームに書き換えられた上で再流通する、という事案がありました」「その内容がインターネット上で話題になったこともあり、当社社員もそれを踏まえ、商品についての補足事項を記入しておりました」と説明している。
また「買い取った品物は全て動作チェックを行なっており、前出の書き換えなどの問題が見つかった場合、販売はせず店舗で処理しております」とのコメントも得られたのだ。
中古ショップで奇妙な『ジーコサッカー』を発見した際は、事情をそれとなく察しておこう。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)