日本初の一万円札が発行された日はいつ? その肖像画に採用されたのは歴代3人のみ

福沢諭吉の肖像が描かれた一万円札には二種類あるようだ。

2024/12/01 04:30


一万円札

日本で初めて一万円札が発行されたのは今から66年前の12月1日だという。



■日本で初めて一万円札が発行された日

Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女700名を対象に実施した調査では、全体で3.6%の人が「日本で初めて一万円札が発行された日を知っている」と回答した。

日本で初めて一万円札が発行された日を知っている

なお男女別に見ると、男性4.7%、女性は2.4%という結果になっている。


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■福沢諭吉の一万円札は2種類ある

日本初の一万円札は、1958年12月1日に発行された聖徳太子の肖像が描かれた一万円札だ。その後、1984年12月1日に福沢諭吉の肖像が描かれた一万円札が発行され、渋沢栄一の肖像が描かれた新一万円札は、2024年7月3日に発行されたばかり。

日本のお札の中で一万円札に肖像が描かれたのは、聖徳太子、福沢諭吉、渋沢栄一の3人だけだ。聖徳太子は一万円札に描かれる以前にも、百円札や千円札、五千円札などに描かれており、福沢諭吉の肖像が描かれた一万円札は2種類ある。


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■新紙幣には世界初の偽造防止技術も

明治以降に発行されたお札は記号で分類されている。

明治中期~1935年(昭和10年)頃までに発行されたものは「甲、乙、丙、丁」、1942年(昭和17年)頃~1945年(昭和20年)頃までは「い、ろ」、1946年(昭和21年)以降は「A券、B券、C券、D券、E券」で表され、2024年に発行された新紙幣は「F券」と呼ばれている。

福沢諭吉の肖像が描かれた一万円札は、そのうちのD券とE券にあたり、D券は2007年に発行停止となっている。D券からE券に改刷される際に新たな偽造防止技術が施され、同じ福沢諭吉の肖像が描かれた一万円札にもホログラムの有無や裏面に描かれた模様に違いがある。

さらに最新のF券には、銀行券としては世界初となる、肖像や図柄が見る角度によって違って見える三次元のホログラムが搭載されるなど、偽造防止のための新技術が盛り込まれている。まだじっくり見たことがない人はぜひ見てみてほしい。


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■現在でも有効なお札は何種類?

こうして、最新の偽造技術が搭載さていくお札だが、現在発行されていない古いお札の中にも紙幣として有効なものがある。現在も有効な紙幣として最も古いものは1885年(明治18年)に発行が開始された、大黒天が描かれた「旧一円券」だ。

そこから1889年発行の武内宿禰(たけうちのすくね)が描かれた「改造一円券」、同じく武内宿禰が描かれた1943年発行の「一円券」と続き、1946年発行のA券から今年発行されたF券まで、25種類のお札が有効と認められている(2024年12月1日現在)。

手元にある旧札の扱いに困っているという人は、上記の旧札であれば日本銀行で現在発行中の紙幣や硬貨と交換してくれる。ただし、あくまでも額面通りの等価交換となるため、価値がありそうなお札は、慌てて交換せず大切に保管しておいたほうが良いかもしれない。

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(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年10月8日~2024年10月13日
対象:全国10代~60代男女731名 (有効回答数)
日本銀行渋沢栄一聖徳太子福沢諭吉一万円札
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